声帯ポリープを取った。

声帯ポリープを患ったのでそのことを書いておこう。誰かの役に立つかな。

2017年のはじめくらいから、ちょっとのどの調子がおかしいなと思うことがあった。
4月頃の新人研修の頃は特に問題もなかったのだが、そのあとの研修などでは日によって声が出にくくなったりしていた。おかしいと思っていた。

声がまったくでなくなるということでもなかったので、そのまま放置していたのだが、9月の下旬にちょっと平日に休みが取れたので、念のため、耳鼻咽喉科に行ってみた。あっさりとした口調で、「声帯ポリープができてますね。切った方がいいね。早めに、市立病院へ行ってください。」とその場で紹介状を書かれた。

その先生は「緊急性はないから」というものの、行くなら今週中に言ってくださいなんていうものだから、急きょ仕事を調整して市立病院へ行ってみた。

市立病院の耳鼻咽喉科の先生はどうも慶応病院からいらしているようだったが(未確認)、非常に若くてはきはきした先生で、信頼できそうだった。その先生も同じように「緊急性はないが取るに越したことはない」というので、取ることに決めた。

その場で手術日を決めて、その前の検査日も決めた。仕事の調整が大変だった。なぜなら、

手術後は、1週間話せません

ということだったから。参りました。

写真などがないのですが、私の場合は声帯そのものにポリープができているのではなく、声帯の手前にある組織にできていたそうで、そのポリープがタイミングで声帯に挟まれると声が出にくくなるという現象だったようです。

自覚症状としては、声が出にくいということしかなく、痛みがあるわけでもなく、何か他の事象が起こるわけでもなかったので、気づくのが遅れたのかもしれないなと思います。

さて、検査は主に「全身麻酔」をするためのもの。アレルギーや血液検査、心電図などを取られ、特に問題ないという判断になりました。喉だけなのになんで全身麻酔なんだろうと思ったら、喉は反射反応が強いらしく、ちょっとしたことで動いてしまうから危険だとのこと。全身麻酔で意識を失った状態でやるのが一番安全らしい。

手術は二泊三日の入院で。前日に入院してもまあ、やることはない。本を読んで過ごしました。午前中まで外出仕事をこなして、午後から入院。夜は9時消灯ですから、長い時間寝ました。

手術は朝の9時半から。終わったのが10時半くらい。麻酔から覚めたのが10時半ですから、実際の手術時間はたぶん、30分から40分ではないかと予想されます。とったポリープを透明な容器に入った状態で見せられ、

「一応、病理検査に回しますね」

とのこと。悪性かどうかチェックするらしいです。うちはがん家系だからあるかもなぁ。
麻酔から覚める間は結構体全体がだるく、きつかったですが、さめればまあスッキリ。あとは、念のためなんだろうと思いますが、抗生剤などの点滴を翌日の朝まで受けて、終わりです。

あんなに長時間、別途の上にいることはないので、腰が痛くなったりしましたけど、あとは3日間話さないようにと念を押されました。

普通は一週間だそうですが、私の場合は、ポリープの場所が声帯そのものでなかったことやポリープが声帯そばに付いていた状態がほんのちょっと--つまり、切った部分が少ない--ということで、3日でいいだろうという判断でした。

とはいえ、火曜に切って、金曜までは一切話すなということでした。が、声が出るんで、独り言などをちょっと言ってから、しまった!と口をふさぐ始末(笑)

病理検査が返ってきたら、また更新します。(2017/10/19更新)

さて、その後、水曜日に退院したのち、医師からの指摘通り、金曜日まで口をつぐんでおりました。喉には違和感が多少残っていたものの、退院時にもらった薬を飲みながら、声を出さずに過ごしました。

家族などとコミュニケーションをとる際には筆談になるわけですが、その際役に立ったのが、欧文印刷さんの、NU-Boardでした。これはいいですよ。筆談にぴったり。

土曜日になり、恐る恐る声を出してみると、まあ出ます。が、あまり一気に出すのも良くないだろうということで、午前中はほんの少し。午後になってもあまり話さず、夜、夕食時には家族と普通に話してみました。

ちょっといがらっぽい。そして、枯れているというか、話しにくい。ずっと話していなかったからかもしれません。明日の日曜日、どうなっているか。。。(2017/10/21更新)

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