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2026/06/03

Google Workspace / Gmailと秀丸メールの接続トラブルに対応

先日、Google WorkSpaceを契約した。そして、されるがまま、Gmailの設定などを進めた。

が、、、

秀丸メールでPOP/IMAPなどでGmailに届いた独自ドメインのメールを受信できないのである。困った。。。

だいたいの設定

  1. Workspaceと契約
  2. ドメイン認証、MXやDKIMなどをDNSに設定
  3. Gmail側でPOP・IMAPが使えるように設定
  4. OAuthを使えるように設定
  5. 秀丸メール側もOAuthなどが使えるように設定

だいたい、これでよいと思うのだが、いくらやってもPOPできない。

Xにこれを書いたら、「うちもできなくなったことがあり、こういう風にしてみた」というコメントをいただいた。
そのコメント通りの設定に実はなっており、同じ設定なのに、私はできないのかあと残念なことになった。

Geminiとかは役に立たない

GeminiやChatGPT他、いくつかのAIに上述のようなことを聞いてみたが、役に立たない(笑)。
挙句の果てにはウィルス対策ソフトが悪さしているはずだからアンインストールしろと言ってくる始末。

冷静に回避策を検討

その後、冷静に回避策を検討した。現状をもう一度確認すると、

  1. SMTPでGmailからメールは送付できることを確認(OAuthは問題なさそう)
  2. Gmailに設定した独自ドメインあてのメールはちゃんとMXの設定どおり、Gmailサーバーに直接届いている

この2つは確認できた。まずは、メールが消えてなくなることはなさそうである。
ここまでわかれば、安心なので、数日ほおっておいても秀丸メールにメールを受信できないだけである(笑)。

Facebookにちょっと愚痴ったところ、私のITの師匠である小川先生からのご助言や友人である遠田さんのブログを紹介された。

この遠田さんの設定では、MXをGmailに向けずにWorkSpaceを運用するというものである。
これも最終手段として検討することになったが、Gmailにメールが届くことでスパムメールがかなりの確率でフィルタされるので、MXをGmailに向けたいというのは私の意向でもある。

結果、MXはそのままにしたいので、他の回避策がないか検討した。

転送設定を応用することを決断

こういう仕組みを作ることにした。

Img_20260602_0002

送信側の設定

まずは簡単な方から。つまり、送信側である。SMTPでの接続は元々使っていた秀丸メールのアカウント設定の変更で対応できている。OAuthが通っているようで、問題なく送信できた。

これにより、Google Workspace/Gmail経由でメールが送られることになる。このため、これまで独自ドメインからのメールに設定されていなかったDKIMなどがGmail経由で有効になるだろう。スパムと認識されることは減りそうだ。

ちなみに、秀丸メールからGmailサーバー経由でメールを飛ばす(通常のSMTP利用)と、秀丸メールの送信済みフォルダとGmailサーバーの送信済みフォルダの両方に送信メールが残るようだ。ありがたい。

一方、トラブルが起きている受信側は大ごとである。いくつかのステップを踏む必要がある。ひとつずつ確認しながら進む。

受信側の対応

やることの最初は、独自ドメインのメールを別のメールアドレスへ全転送することだ。

まず、秀丸メールから一番遠いところから作業する。
MXの設定によって独自ドメインへのメールがGmailサーバーに届くようには既になっている。しかし、これがPOP/IMAPできないことが問題である。これを回避するために、Gmailサーバーへの受信側の接続は諦めて、独自ドメインのメールアドレスに届いたメールを全部、ほかのメールアドレスに転送してしまうことにする。

Google Workspaceの管理者メニューから

​「メニュー」 > 「アプリ」 > 「Google Workspace」 > 「Gmail」

と行き、

受信者アドレスマップを使用したメール転送

を設定する。リストに条件を追加するボタンを押して、
hogehoge@mydomain.com / ghagdjdj@lolipop.jp(説明用の存在しないアドレスだよ)と入力
下の方にチェックボックスがあるが、私は両方チェックした。転送後、Gmailにメールを残すか否かの設定などである。

設定名を付けて保存する。
これで、
hogehoge@mydomain.com
に届いたメールはlolipopのメールサーバーに転送される。
設定の反映は意外と早く、数分だったと思う。

ちなみに、私の場合は転送先として、lolipopと契約したときに最初にもらった、lolipop.jpドメインの初期メールアドレスを使った。ここには実際、これまで1件もメールが届いていなかったから。あとで出てくる容量などをきちんと検討すれば、ここに限らず、POP/IMAP接続ができるメールアドレスならどこでもいいと思う。

さて、今のところ、問題なく転送されているようである。スパムメールもフィルタされたあとに転送されている様子。また、Gmailサーバーにもメールは残っているようだ。成功。

続いて、lolipopメールのPOP設定を進める。これはお手の物である。

秀丸メールで新しいアカウントを追加して、通常のPOP設定をするだけである。これまでの設定を踏襲すれば、簡単に受信するようになる。

ただ、Gmailからガンガンメールが転送されてくるはずである。よって、lolipopのメールサーバーにメールを残しておく設定をすると、すぐパンクする可能性がある。ここは注意が必要だろう。ま、Gmailサーバーにもメールは残るのだし、次に設定する振り分けをやれば、秀丸メールのフォルダにも残るのだから、受信後に削除や数日で削除、でも問題なさそうだ。

もちろん、この設定には問題なく、すぐに受信できるようになった。

最後に、秀丸メール内で振り分け設定を進める。ここまでくれば、メールが秀丸メール内に入ってくるので、どうにでもなる。

Aというアカウントに届いたメールをBというアカウントに移す

という設定をすればいいわけだが、さすがにその設定はない様子。結果、受信メールをフォルダに振り分ける設定を使う。アカウント間でも振り分けられるので、秀丸メールはありがたい。

先ほど新しく設定した、アカウント内で振り分け設定する。
ToやCc、ReplyToなどに独自ドメインのメールアドレスが入っていたら、元々使っていた秀丸メールのアカウントフォルダに移動するように設定する。

ここで、気をつける必要があるのが、秀丸メールで最もたくさん押す可能性がある、全送受信ボタンの設定と、定期受信の設定である。

全送受信の設定は、全般の設定から設定するが、もう受信しない元々使っていた秀丸メールの独自ドメインアカウントは受信しないようにチェックボックスを外す。定期受信も同じである。私は定期受信はしていないのだが、念のため、外しておく。

定期受信をしていて、さらにその動作内に送信も含めている場合(メールを送るとき間違わないように一度、未送信フォルダに入れてまとめて送信している場合)、定期受信すれば送信される。が、今回の設定をすると、送信されなくなるので注意する。

まとめ

これらの設定で、まず一日経過した。特に問題は起こっていない。いや、気づいてないだけか?(笑)
この設定のメリットとデメリットを整理しておきたい。再度書く部分もあるが、ご容赦ください。

メリット

これまで解決すべきだったDKIMがクリアできるのはありがたい。

  • 送信時にDKIM設定済みのGmailサーバーを使うので、スパム認定されにくくなる
  • GmailのPOP/IMAPは使わなくて済む
  • 受信時はGmailの強力なスパムフィルターが使える

デメリット

一方、デメリットもある。

  • 仕組みがちょっと複雑である
  • また、Gmail側の転送設定の仕様変更があると弱い
  • 出先でブラウザを使ってGmailから返事すると秀丸メール側の送信済みにはメールが残らない(bcc設定などが必要)

少々、複雑なやり方になったが、これで運用は安定しそうである。なかなか、大変だったが、また新しいことをひとつ覚えた気分ではある(笑)。

他にGmailのPOP/IMAP接続ができていない人の参考になればと思う。秀丸メールだけではなく、ほかのWindows系のメーラーでも同じことは起きえようから。

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