要件が決まればコードは出てくる時代
もう、10年以上前だが、ある南米の会社が開発した開発ツールの話を聞いた。
そのツールは、その開発ツールが定義する方法で要件を書くと、Javaでも、Cでも、VBでもコードを吐き出すというものだった。
だが、出てくるコードは、、、
高品質とは言い難いものだった
残念だが、画面設計もひどいし、動きもぎこちなく、コードに手を入れないとどうにもならないものだった。
ただ、画期的ではあった。これが進んだら、プログラムを書くのはプログラムという時代が来て、プログラムを書くプログラムを作るプログラマーだけが必要になる時代が来ると。
しかし、昨今のAI駆動開発は、プログラムを書くプログラマーも必要ない状況に近づいている。
高品質とは言い難いものだった
AI駆動開発は専門家によると3つに分かれるそうである。
- エージェンティックコーディング
- バイブコーディング
- 仕様駆動開発
の3つである。エージェンティックコーディングは、一番、レイヤーが低いもので、コードのレビューが必要のようである。だが、コードを書いてくれることは間違いなく、プログラマーの作業を大幅に軽減する。Devin、Cursor、Windsurf、Claude Code等が代表的らしい。
バイブコーディングは、いわゆるアジャイル開発のように、要件をAIに自然言語で指示するとそれに合わせてコードを書いてくれるらしい。Replit、bolt.new、Lovableなどがある。
仕様駆動開発は、AIと対話することはバイブコーディングと同じようだが、その結果がすぐコードになるのでは無く、まず仕様書になる。その仕様書を元にして、コードを作るという段階を踏む。Kiro、GitHub Spen Kit、cc-sddなどがある。
要求定義、要件定義はどうなる?
こうなってくると、基本設計以後の設計、コーディング、テストは必要なくなってしまうのかと思えてくる。
いや、要求定義自体、AIとともに対話しながらやるので、要求アナリストの仕事も必要なくなるのかもしれない。
AIをうまく使えるユーザー企業の担当者は、AIと対話しながら仕様書を作り、これをまとめてレビュー。できあがったものをAIに食わせれば、コーディングが完了し、システムができあがるのではないか。
いよいよ、そういう時代か。
システムの差別化は難しくなる
コーディングの仕事はもとより、要求定義の仕事も薄くなってしまうことから、システムの品質は向上した上で、システム間の差別化要因は無くなってしまう。
唯一残る、差別化要因は「要件」の違いである。つまり、アイデアである。
ここに差が出てこなければ、あまりシステム間の差は出てこない。
だが、アイデアはすぐにコピーされる。困ったことだ。
AIを使った要求定義については、今後も考えていきたい。考えているうちに、AIが大きく進歩して考える必要性もなくなるのかもしれない。
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