« みんな、ご飯と味噌汁食べないの? | トップページ | こども食堂が増えている »

2026/03/14

要件が決まればコードは出てくる時代

もう、10年以上前だが、ある南米の会社が開発した開発ツールの話を聞いた。
そのツールは、その開発ツールが定義する方法で要件を書くと、Javaでも、Cでも、VBでもコードを吐き出すというものだった。

だが、出てくるコードは、、、

高品質とは言い難いものだった

残念だが、画面設計もひどいし、動きもぎこちなく、コードに手を入れないとどうにもならないものだった。

ただ、画期的ではあった。これが進んだら、プログラムを書くのはプログラムという時代が来て、プログラムを書くプログラムを作るプログラマーだけが必要になる時代が来ると。

しかし、昨今のAI駆動開発は、プログラムを書くプログラマーも必要ない状況に近づいている。

高品質とは言い難いものだった

AI駆動開発は専門家によると3つに分かれるそうである。

  1. エージェンティックコーディング
  2. バイブコーディング
  3. 仕様駆動開発

の3つである。エージェンティックコーディングは、一番、レイヤーが低いもので、コードのレビューが必要のようである。だが、コードを書いてくれることは間違いなく、プログラマーの作業を大幅に軽減する。Devin、Cursor、Windsurf、Claude Code等が代表的らしい。

バイブコーディングは、いわゆるアジャイル開発のように、要件をAIに自然言語で指示するとそれに合わせてコードを書いてくれるらしい。Replit、bolt.new、Lovableなどがある。

仕様駆動開発は、AIと対話することはバイブコーディングと同じようだが、その結果がすぐコードになるのでは無く、まず仕様書になる。その仕様書を元にして、コードを作るという段階を踏む。Kiro、GitHub Spen Kit、cc-sddなどがある。

要求定義、要件定義はどうなる?

こうなってくると、基本設計以後の設計、コーディング、テストは必要なくなってしまうのかと思えてくる。
いや、要求定義自体、AIとともに対話しながらやるので、要求アナリストの仕事も必要なくなるのかもしれない。

AIをうまく使えるユーザー企業の担当者は、AIと対話しながら仕様書を作り、これをまとめてレビュー。できあがったものをAIに食わせれば、コーディングが完了し、システムができあがるのではないか。

いよいよ、そういう時代か。

システムの差別化は難しくなる

コーディングの仕事はもとより、要求定義の仕事も薄くなってしまうことから、システムの品質は向上した上で、システム間の差別化要因は無くなってしまう。

唯一残る、差別化要因は「要件」の違いである。つまり、アイデアである。
ここに差が出てこなければ、あまりシステム間の差は出てこない。

だが、アイデアはすぐにコピーされる。困ったことだ。

AIを使った要求定義については、今後も考えていきたい。考えているうちに、AIが大きく進歩して考える必要性もなくなるのかもしれない。

« みんな、ご飯と味噌汁食べないの? | トップページ | こども食堂が増えている »

要求定義」カテゴリの記事

AI利用」カテゴリの記事

最近のトラックバック