経営の大八車
当方、経営に関して相談を承るわけですが、その相談時に時々、お話しする比喩です。
江戸時代の大八車
江戸時代に使われていた台車である大八車。皆さんもテレビで目にしたことがあるかと思います。
たったの二輪で荷物を運んでいく様は、なんだか活気を感じたりするのは時代小説好きの私だからでしょうか。
あの大八車の車輪と方向性を経営に例えてお話ししています。
車輪は「営業」と「生産」
製造業の場合です。小売業の場合は、生産が仕入になりますし、サービス業の場合は、生産がサービスそのものになると思っていただいて良いと思います。
要は、営業と生産のバランスが悪いと、良くないということです。
どちらかの車輪が大きい(力を入れていたり、逆に力を入れていなかったり)と、大八車は真っ直ぐ進みません。
真っ直ぐ進んだ距離が売上だと考えるとよくわかります。
下手をすると同じところをぐるぐると回ることになります。
荷物は在庫
大八車なので、たくさんものを積んだ方が良いものではありますが、経営の場合は、この荷物が在庫などと考えます。
早く引きたければ、在庫は少ない方が軽いですから良いですね。もちろん、在庫ゼロなら効率が良い。
もちろん、業種業態によって在庫ゼロはそれでリスクでもあるので、注意が必要ですけどね。
この比喩はわかりやすい
とお話しすると言ってもらえることが多いです。ありがたいです。
ご自身の会社の状況がどうなっているのかがよくわかります。
自分の会社はどっちの車輪が大きいのか。小さいのか。
それがわかったら、それを治すようにしましょう。
え!車輪が三角形だって?それは治すのが大変そうですね(笑)
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