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2025/10/04

倒産件数が今年最多:2025年8月

東京都の2025年8月の倒産件数、東京商工リサーチによると2025年で最多となったそう。165件。
実際にはもっと小さなものを含めたらそれどころではないだろうけど。

3カ月連続で前年同期を上回った

脱毛サロン「ミュゼプラチナム」が倒産したことで、負債総額も大きくなったらしい。
こういう大きな倒産があると、これにぶら下がる中小零細企業が連鎖倒産するようなことがあるが、今回の場合は大手製造業のようなことではないので、裾野はそれほどでは無いかもしれない。

ただし、TVでも話題になっているが、従業員への給与支払が滞っているらしいので、かなりきつい感じではある。

産業別では建設業が多い

産業別では建設業が多いそうである(26件)。
特別、建設業だからという理由がどこかにあるようにも思えないが、人材不足などによる閉業はあり得るか。

私の周りにはあまり建設関係の人が居ないのだが、特定の企業に注文が集まっていて、そういうところには外国人人材がいるようにも聞く。
実際、質の良い外国人人材は居るようで、彼らはまじめに働き、テレビに出てくる犯罪を起こす外国人は一部である(日本人だって同じだろう)。

逆に、建設業の人に聞くと、日本人の若者の方がこらえ性がなく、すぐに辞めてしまうし、まじめに働くこともないという。
困ったことである。建設業にそういう人しか来ないということをその社長さんは歎いていた。

最低賃金の引き上げも痛い

全体の賃金底上げに必要だということはそうなのかもしれないが、中小企業の場合、難しいケースもあるだろう。
最低賃金の引き上げは特に東京の場合、全国平均より高いわけで、事業を都内で継続するのが厳しくなるケースもありそう。

川一本はさんで、千葉や埼玉などに行った方が、最低賃金が下がるなら引越ししたいなんて会社もあるかもしれない。

 

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