在庫管理のうちの現品管理
現品管理という言葉は私にはとても意義深い言葉です。
なぜなら、私がはじめてまともに担当したシステムの名前だからです。
一般的な現品管理
一般的に現品管理というと「現品」を「管理」するわけですから、物理的なものを管理することになります。
基本は定置定物と5Sになるかと思います。
定置定物は、決まった場所に決まった物を置く原則ですね。
5Sはいわずとしれた、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの頭文字を取ったものです。
現物を管理する
定置定物や5Sが徹底できると、「現物が見える」ようになります。
数をカウントすれば、もちろん、数量はわかりますが、見えるようになると「このくらいかな」というざっくりとした数量がわかります。
これが現物を管理するということだと私は思います。
実際、私の会社の在庫は、ざっと見えるようになっていまして、出先でも8割方の商品の在庫数はざっくり把握しています。
あまり動いていないものはもちろん、さすがに見ないとわからないものも残念ながらありますけどね。
現品管理ってそういうことだと思っています。
加えて、在庫の払い出し管理
私が会社員として初めてまともに担当したシステムが現品管理の仕組みだと話しましたが、そのシステムでは「払い出し」がとても重要視されていました。会社ではマーシャリングと呼んでいましたが、一般的にはピッキングと呼ばれていると思います。
つまり、必要な部品を決まった場所から取り出して、組み立てラインに払い出すという作業です。
キットになっていたりするので、会社によってはキッティングと呼んでいることもありますね。
人がこれを管理するのは部品数が増えれば増えるほど難しくなりますから、システムが必要になりますね。
中小企業の場合は
小さな企業の場合で、部品数がそれほどない、製品数がそれほどないというときは、見えるようにすればOK。
ただ、以前、支援していた動物病院などでは、薬の数と種類が半端ではないので、システムを導入しましたね。
ケースバイケースです。
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