従業員が辞めていく企業の現実
従業員が辞めていく企業を過去、私もいくつか支援している。
そうした企業はどうしてそうなっているのか?と考えることは私もある。
が、人材採用などを専門のコンサルティング領域にしていないため、これまで深掘りして考えることはなかった。
大抵の場合は社長の問題
これまで支援してきた会社で社員が辞めていくのは、大抵は社長の問題であることが多い。
いわゆるワンマンだったり、職場環境が悪かったり、場合によってはブラックだったりもする。
そういうもののほとんどは、社長の考え方ひとつで変えられたりするが、なかなか難しい。
コミュニケーションが取れていると少ない
業界自体の「流動性」が高いケースもある。が、業界よりも低いケースもある。
そういう場合は、「社長とのコミュニケーション」が取れているケースが多い気がする。
「辞めたい」と思われる前にコミュニケーションがしっかり取れていると社員は辞めない。
逆の場合は、辞めていく。今私は、中小零細企業の場合を言っているわけだが、大企業の場合は社長とコミュニケーションなんて取れないから、やはり辞めていくわけだ(笑)。その場合は、部長とか、事業部長とかのレベルとコミュニケーションが取れていると辞めないのかもしれない。
私はなぜ辞めたか
私は会社を辞めたわけだが、部長らとコミュニケーションが取れていた時期は確かに「辞めよう」なんて思っていなかった。
部長が変わり、コミュニケーションが取れない人になったとたん、辞めたくなった。
自分自身も異動して、その先に自分の仕事がないと思った時もそう思った。
そして、最終的に自分の可能性を試すために辞めた。
ニーズと自分のやりたい仕事
結局、求められていること(ニーズ)と自分がやりたい仕事にズレが起こると、辞めたくなると思うのである。
ニーズが明示されていないとさらに辞めたくなる気がする。
これを解消するには、やはりコミュニケーションをしっかり取ることだろう。
何を求めているのかをきちんと伝え、相手のやりたい仕事が何かも考える必要があろう。
« 職場で感じる孤独はつらそう | トップページ | こんぶの光合成で多角化 »
「中小企業経営」カテゴリの記事
- 従業員が辞めていく企業の現実(2025.02.08)
- 他者を褒めながら、自分をアピールする(2025.01.18)
- 中小企業省力化投資補助事業(2024.12.13)
最近のコメント