ポイントプログラムによる集客効果
いわゆるロイヤリティプログラムの一種であるポイントプログラム。
意味合いとしては、新規客の誘引効果というよりはリピータの獲得が主目的となろう。
ポイント提供と個人情報獲得の天秤
企業側がポイントを顧客提供するのは、「値引き」というサービスを提供するためではないと私は思っている。
基本は「個人情報獲得」のためだと思っている。ポイントは情報提供のお礼である。
しかし、中小零細の場合は単なる値引きサービスに成り下がっている。
紙ベースのポイントカードにシャチハタで「印」を押している。
30回分溜まったら、500円引きである(あくまでも例です)。
値引きだけならやめてしまえ
値引きだけならやめてしまった方が良い。中小零細企業側にメリットがほぼない。
確かに、「安くなる」と思えば、ある程度の顧客引き留め効果はあるが、これは比喩がまずいと指摘を受けるかもしれないがたばこと同じである。
やめられなくなってしまうし、顧客側はより強いものを求めてくる可能性がある。
また、もっと「安くなる」ポイントプログラムを提供する競合が出てくれば、容易にスイッチされてしまう。
本来からいえば、ポイントプログラムなんてなくてもOKな会社作り
ポイントプログラムがなくたってやっていける企業はある。
そういう企業はそれだけ顧客がロイヤリティ(忠誠心)を企業に対して持っている。
本来ならそういう企業を目指したい。
中小零細の場合、実はそういった顧客を1万人持つ必要はない。もちろん規模によるが。
自社が成立するだけの顧客を獲得して、ポイントプログラムがなくてもやっていける、そんな企業を本当なら目指したい。
もし、顧客に対する「お礼」の意味でポイントプログラムを運営するなら、「値引き」である必要はない。
ポイントがたまったら、なにかの商品と交換できるとか、特定のイベントに招待するとか、別の方法もある。
そんな風にポイントプログラムを使うなら、私は賛成である(^_^)/
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