Notionで在庫管理(6):一画面でデータを見る
前回の内容までで、在庫管理システムとしてはほぼ完成ですが、ちょっと使い勝手を良くするために改善します。
これを目指す
画面のポイント
最大のポイントは、マスターデータが画面上部に表示された状態で、下には履歴が出ているという状況です。
こういう表示にすることで、ひとつひとつの商品の在庫履歴状況を見ながら、マスターデータも見えます。
また、履歴を追加入力するためにも便利です。なぜならこの画面にしておくと、下の履歴の部分を追加するために新規リンクを押すと自動的にマスターの型番が入力されるからです。
さらに使いやすくするために、入庫入力/出庫入力のボタンも用意しておきます。このボタンは、押すと履歴が新規で追加される際、入庫、出庫の部分まで自動入力されます。
テンプレートの編集
先の画面を実現するにはテンプレートの編集をします。在庫マスターの新規ボタン右にある▼をクリックしてテンプレートを選択します。
今回の場合は「型番を入力」という名前を付けておいたテンプレートになっています。
ボタンは説明を省略して(笑)、下の履歴の表示部分だけ。
リンクドビューという機能を使います。リンクドビューを追加して、次が大事です。フィルターです。
在庫型番というプロパティでフィルターを付けますが、条件選択の際、「型番を入力」というこのテンプレート名を指定します。
そうすると、このテンプレートを使って作られた画面が開くとき、自動的に型番が設定されて入出庫履歴にフィルターがかかるようになります。
ここまで作れれば、一番最初の目標画面になります。完成!
次は、類似構造で、顧客管理を作ってみます。
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