パワーカップルを狙うのは業種、業態次第
日経MJに掲載されていた
パワーカップルとその他の30-50代
との購買態度の違いについて検討してみたい。
パワーカップルが強い面
いくつかの面でパワーカップルの方が強く出ている面がある。
- 品質が十分ならデザインはどうでも良い
- 売り場では目についたものを買う
- 短い時間で買い物
- 高くても品質を重視して買う
パワーカップルが弱い面
一方で、パワーカップルの方が弱くなっている面もある。
- 口コミなどを参考にして、他の人も使っているブランドを選択する
- 安いもの、値引き商品を買う
- クーポンを使う
- エンド陳列などの商品を買う
- 品揃えを重視する
- 買い物が好きだ/ウィンドウショッピングが好きだ
パワーカップルを狙うべきか否か
上述の記述は私の方で項目名を変えているものがある。がしかし、傾向として、
コスト<時間
であることがわかる。パワーカップルであるから、ある程度の資金があることを考えれば、理解できる。時間の方が重要だと言うことだ。
これを考えたとき、パワーカップルをターゲットにするかどうか、自社の業種業態、取扱商品で考え直した方が良い。
地元密着の食品スーパーならパワーカップルだけをターゲットにすることは当然できないわけである。
成城石井のような高級スーパーならパワーカップルを狙うことは可能だろう。
車を販売する会社ならどうだろう。
高級輸入車なら機能をアピールして(デザインが多少ダサくても(笑))、販売可能かもしれない。
できれば、短時間で意思決定できることが大事なのかもしれない。
という風に、自分の企業の業種業態を考えて、狙うかどうかを決め、狙うならどういうところに気をつけるのかを考えたい。
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