ホタテの貝柱、中国市場から北米市場へ
福島県の原発から処理水が排出されたことに伴って、水産物の輸入を禁止した中国。
これの打撃を受けたところのひとつが、北海道のホタテとニュースで見ていた。
政治リスクの影響
まさに、政治リスクの影響を受けたわけだが、私はこの中国の政治リスク、ロシアの政治リスクは本当に怖いと思っている。
中小企業がそうした国への輸出に依存することは本当に生死に関わると思っている。
だから、このホタテのニュースが出たときは、「なぜ、市場の分散を図っておかなかったのか?」と疑問に思った。
動き出した北米へのシフト
先日、日経MJで、ホタテがメキシコや東南アジアを経由して加工し、北米へ出荷されているという記事を読んだ。
それも、中国に輸出するよりも高値で売れるらしい。品質もだいぶ違っているとのこと。
こうなると、困るのは中国ではないか。
今後、中国が輸入を再開したとしても、過去と同じ値段で日本の業者が売るとはとても思えない。
せっかく、北米で2倍の値段で売れるものを、なぜ、嫌がらせを受けた中国市場に対して、安値で売る必要があるのか?となるのではないだろうか。
愚策ではなかったか
そう考えると、輸入禁止は中国国民にとって、愚策ではなかったか。今後はより高い水産物を日本から買うことになるだろう。
« ドメイントラブル、自治体にも広がっている | トップページ | SNS広告、半分くらいの人が受け入れている »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 職場で感じる孤独はつらそう(2025.02.01)
- ちょっと近場で旅行してきた(2024.10.07)
- ラクロスボックス日本代表(2024.11.02)
- ある物流業者さんとのいざこざ(2024.09.14)
最近のコメント