Notionというノーコードツール
世間一般にはメモアプリのような扱いになっているけど、Notionは既にノーコードツールと肩を並べていると私は思う。
情報共有ツールとしてのNotion
ネットで探すとNotionのよくある使い方は、「議事録をまとめて置いておくところ」とか、「Wikiのような使い方」とかが出てくる。
そういう意味でのNotionの使い方はまさに情報共有ツールである。
写真を貼ったり、リンクを付けたり、箇条書きを作ったり、Todoを配分したり、と情報共有ツールとしての機能は十分についている。
ファイルもアップロードできる。プランによってアップロードできるファイルのサイズは制限があるが、重い動画などは別のサイトへアップしてリンクを張るとかだろうから、そこも問題ないだろう。
ノーコードツールとしてのNotion
こちらもネットを見ると、まさに「データベース機能」がNotionを他のメモツールとの差別化点であることが論じられている。
データベース機能は、いわゆる表計算ソフトと似たところがある。実際、EXCELのセルを複数選択して(フォーマットが合っていれば)、Notionのデータベースにコピペできたりもする。
簡単な表を作って案件の進捗管理のために使うとか、スケジュールをガントチャートで引いてみたいといったことなら、Notionでお手の物だ。
そして、それらをいろいろなビューで見られるので、画面設計などをする必要はあまりない。
この点で、ノーコードツールとしての機能もある程度持っていると言えるだろう。
Notionのノーコードツールたる点はリレーションとロールアップ
が、一番のデータベース機能の肝はやはり、リレーションとロールアップだろう。
ただ、あまり勘違いしてはいけないのが、いわゆるリレーショナルデータベース(RDB)とはちょっと違うところである。
2つ以上の表を連携させることがリレーションであるが、Oracleとか、MySQLとか、SQL Serverなどのリレーションとは違う。
RDBのリレーションは、データベースが連携を保証するし、自動で連携する。
たとえば、テーブルAの一意のキー(ユニークキー)と同じデータが、テーブルBの外部キー(Notionでいうリレーション項目)にデータとして入れば、自動的に連携される。外部キーとは言っても、単なる項目でもある。
しかし、Notionではこの外部キーにあたるリレーション項目には現状(2024年2月18日現在)、コピペすることはできない。結果、エクセルでいうVLOOKUPのような使い方は難しい。
全てのデータを手で入力する前提なら、問題ない。(インポートはまだ実験していない)
以上のようなRDBとの違いはあるものの、人間が手で何かを入力して使うなら、非常に上手く使える可能性が高い。
Kintoneなどのローコードツールに比べると、見劣りする部分もたくさんあると思うのだが、それでもなお、中小零細ではこの程度でも使えると言う部分がある。
このブログの中で、在庫管理システムや顧客管理システム、備品管理などを作って行きたいと思っている。
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