Notionのデータベースにおけるリレーション
Notionを使い始めると、データベースをどうしても使いたくなります。
そして、データベースを使い始めると、リレーションが気になってきます。
いわゆるデータベース設計におけるリレーション
システムエンジニアをしていた私からすれば、リレーションという言葉はあまり違和感がありません。
が、データベース設計をしたことがない一般の方々にとっては、リレーション=関係性という単語は知っていても、それがデータベース上、どういう役割を持つのかはわかりにくかったりします。
実際、本当の意味でこのリレーションを理解しようとすると、データベースの「正規化」という概念を理解しなければなりません。
しかし、これまた難しい概念だったりもするので、困ったものです。
システムエンジニアでもこの正規化をきちんと説明できる人は、たくさん居ないかもしれません。
ノーコードツールにおけるリレーション
時々、このリレーションを(ハイパー)リンクと勘違いしている人が居ますが、全くの別物です。
リレーションは「連携」して繋がっては居ますが、リンクとは毛色がだいぶ違います。
リンクはたんに繋がっているだけですので、そこをクリックするとその参照先へ飛んで行きます。
が、リレーションはそうではなく、先方のデータベースから情報を引っ張ってくるイメージです。
ノーコードツール、つまりNotionなどでは、その両方ができるようになっていますが、ここで説明するのは後者のリレーションです。
Notionのリレーション
たとえば、私が好きな釣りで「釣行履歴」を管理するとします。
その釣行には、場所の情報が入ります。場所は、いろいろな湖や川などで、それらの湖や川にはまたいろいろな情報が登録されます。
となると、「釣行履歴」と「釣行場所」という二つのデータベースができることになります。
釣行履歴というデータベースから、釣行場所を参照して(リレーションを繋ぎ)おくと、釣行履歴を入力するとき、場所を選べて便利です。
さらにその場所の情報を参照しやすくもなります。
これがリレーションです。
なんでもリレーションにしなくていい
こうすると、たとえば釣行履歴の中で、天気を管理する為の項目を作ったとき、天気もデータベースにする必要がありそうに感じてしまいます。
が、「晴れ」にも確かに種類はありますが、それをいちいちデータベース化していたらいくらあっても足りません。
こういう選択の場合には、マルチセレクトやセレクトという項目の種類を使えば十分です。
このあたりの使い分けはセンスもあるので、馴れていくことになりますね。
今回は、Notionのリレーションをまとめてみましたが、正直、使ってみないとなかなか理解できないかも(笑)。
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