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2024/01/06

書店としての有隣堂さんの気づき

以前から、有隣堂さんは他の書店と違ったスタイルを持っていると思っている。

ずっと文具にも力を入れていた

文具好きの人は知ってのとおり、有隣堂さんには「岡崎さん」がいる。
有隣堂しか知らない世界というユーチューブ番組に出ているわけだが、まあ、有隣堂以外も知っている話をやっている爆

それはそうと、有隣堂さんはただの本屋ではないということはこのチャンネルを見るとわかる。

雑貨やカフェも併設

台湾の誠品書店の流れから、蔦屋書店ができ、カフェ+書籍というのは規定の路線となった。
北海道にもコーチャンフォーさんがあるし、リアイアブルさんあたりもカフェとの複合店をやっていたと思う。

文具と雑貨は親和性が高いから、商品の品揃えを広げるにはぴったりでもある。
こうした業態はできるべくしてできたというところもあろうな。

社長の「書店員が一番本をよく知っている」

という言葉が新聞に出ていたのだが、これはそういう業態だと思う。ただ、複合化することによって、書店員である人が文具好きになれるかどうか、雑貨好きになれるかどうかという問題はあろう。

ただ、この店員が一番よく知っているという言葉は気づきとしてありがたい。また、そうあるべきだとも思う。文具店も同じである。雑貨店も同じである。

小さな店がおもしろいのはこの理由

小さなお店がおもしろいのは、この「その店で扱われているものにその店員は詳しい」というところ。この理由しかない。
小さな店は品揃えも大手に比べれば悪いし、価格だって大手に比べたら一般的に高い。おまけに、サービスの質だって悪いかもしれない。

でも、品物に対する愛情や知識は一定以上ある。総合雑貨店の店員とは全く違う。昨日までDIYを担当していた人が、今日から文具を担当するなんてことはないのである。

有隣堂さんはこれからも大きくなっていく気がするが、この「書店員の知識」というところ、忘れないで欲しいなあと思うのは私だけか?
(先日、青山ブックセンターに行ったときも、これを感じたよ。普通の書店じゃねぇなと)

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