久しぶりに、中小企業白書を読む(3):物価動向など
続いて、物価動向などについての分析がある。
消費者物価指数は、2021年初頭から上がり始め、2023年1月には110%。企業側も120%に近い。
原因は原油価格の上昇や円安だろう。が、2022年後半からは輸入物価指数は落ち着いてきており、足下は確かにガソリン価格などは落ち着いている。これは円安が一段落したから。
中小企業における原材料仕入原価のDIを見ると、大幅にプラスになっている。
業績にどの程度影響が出ているのかについては、2022年になって大きく「マイナスの影響」という企業がふえている様子だ。
対応方法は、値上げ、人件費以外の経費削減、効率改善、提供方法の見直しなどの順になっている。
第1部第1章の最後はサプライチェーンについてだが、円安やウクライナ戦争の問題で毀損したサプライチェーンが少しずつ回復していることがわかる。
第2章も読んでいく。
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