久しぶりに、中小企業白書を読む(4):外部環境と対応
第2章に入ると、外部環境の分析が始まる。
コロナの影響からどの程度回復しているかという判断だが、売上高はだいぶ戻っている印象で、利益はこれからという感じである。
感染症の影響を受けているかという質問に対しても65%程度が既にその影響下にはないと認識している様子がわかる。
感染症の対応のため、デジタル化を進めた点は中小企業も大企業と同じ様子である。
営業活動をオンライン化したり、宣伝広告をデジタルにシフトしたり、ECサイトの開設などデジタルを活用しようとする姿が見られる。
事業再構築は20%程度の企業が対応している様子が見られるが、個人的肌感覚ではもう少し少ないようにも思う。
ただ、業態転換なども含めると、それなりの数がいるように思う。
たとえば、実店舗を閉めてECサイトに特化した小売店とか、飲食店がテイクアウトを中心にシフトしたとか、そういうことである。
事業再構築の方法についてコラムで記載があるが、正直、この方法どおりできるケースはほとんど無いのではないかと思ったりする。
実際には、思いつきに近いものや自社の上流、下流に進出する程度のものが多いのではないだろうか。
この次は、カーボンニュートラルに関する内容になるようだ。
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