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2022/05/25

士業を対象顧客にしたセミナー群

私のところにも時々、士業を対象としている有料セミナーの案内が、FAX-DMやゆうメールなどのDMで来ます。

つい先日も、「融資に強いコンサルタントになるためのセミナー」のようなものが送られてきました。
その前には、「販売代理を行うことで士業の売上対策をするセミナー」みたいなものもありました。
ほかにも、「補助金申請をクライアント獲得につなげるセミナー」とか、そういったものもあります。

私も以前は、そうしたセミナーのようなものを、仲間から求められて中小企業診断士に向けて提供していました。
こちらから積極的に営業したわけではなく、多くの場合は求められて情報提供してきました。

ここ10年ほどは、東京都中小企業診断士協会が主催する「東京プロコン塾」という年間を通したセミナーに副塾長という立場で携わっています。
これも求められてやっています。
が、実際には、私の収益を向上させるほどの効果のあるものではなく、これらはかなりボランティアに近いものです。

時折、仲間の中小企業診断士から「同業者を食い物にしている人がいる」という話を聞きます。
実際には、意味のある内容を提供して、受講した人たちが本当にしっかりと収益を上げられるようになるものもあります。
が、それは実はごく一部です。セミナーを受けたとしても、受講者が実行しないケースも多々あるためです。
これは仕方ない面もあります。

一方、私はというと、そうしたセミナーは受講しませんし、開催もしません。
自分が食い物になるのは嫌ですし、逆の立場になるのも嫌だからです。

上述の塾はそういう意味ではある程度の収益をいただいておりますが、そのほとんどを受講者に還元してしまったりしています(笑)
たとえば、講義の時に、私のクライアントの商品を買って受講者に配ってしまう(時々、赤字になっています(笑))とかします。

私が持っているノウハウなど、同業の中小企業診断士の先生方に比べたら、大したノウハウではないと考えています。
もし、私が持っているノウハウを知りたいという人がいるなら、タダで教えます。もちろん、相手のことを信頼している前提です。
それに私の持っているノウハウを知りたいという人は私の持っているノウハウを知っても使えない可能性があります。また、同時にそのノウハウを知っても、それをその人が使う時には、私の方がさらに前を行っているようにしないといけないとも思っています。

信頼できる人だけを集めて、それぞれのノウハウを無償で共有するような会も運営しています。
そこでは守秘義務を逸脱しない範囲で私が知っていることはすべてその方々にお伝えしています。
それでいいんです。

私が中小企業診断士として師と仰ぐ先生方は、私にもそういったノウハウを教えてくれました。
それに、「精神」としてのコンサルタントの在り方も教わりました。
それを基本に持ってきたとき、私は信頼する同業者や信用できる類似の士業者に対して、自分のノウハウを高額で開示するようなことはしないようにしたほうがいいと判断しています。

もちろん、私のノウハウを使って経営を改善しようと考えている経営者の方からは、少なからず、多からずフィーを頂戴します。
それが私の仕事だからです。
信頼する同業者などへの情報提供は私の仕事(フィーをいただくような)とは思っていないということです。

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