養育里親という制度
いわゆる養子縁組のような話は、2時間ドラマなどでもよくある話である。
それが殺人事件を生んだりするわけだが、まあ、それは置いておこう。
実は妻と二人で、「養育里親」という制度に参加してみようかと考えている。
養育里親というのは、いわゆる養子縁組ではなく、実際の親との戸籍上の関係は維持しながら、養育だけを受け持つ里親の制度である。
全国里親会というところの情報が詳しい。
元々、そういう気持ちは別になかったが、実子である二人--娘と息子--を地域に育ててもらったという気持ちも私にはあるし、妻も主任児童委員というようなものを地域でやっていることで、「養育里親」の話を聞いてきた。
妻は既に、いくつか里親に関する講演会を聞いてきたようで、それがどんなに大変なものなのかはよくわかっているようである。
それでも妻はやってみたいというので、私も進んでみることにした。
昨年、コロナが落ち着いていた時期に児童相談所へ行き、この里親にチャレンジしてみたい話をしてきたところ、先日、その研修会を受けてきた。
研修会では、児童福祉の話や子どもの心の話、養育制度の説明なども行われたが、やはり実際に養育里親を経験した人の話は強い。その方の経験だけの話ではあるものの、やはり苦労された様子がわかる。
子どもが大人を試す行動や子どもが養育里親を全くはじめは受け入れない話など、きつい話もあった。
先日、あさイチという番組で里親のことを特集していたようだが、また続きがあるらしい。それも見てみようと思うが、やはり、美談だけではないんだろうと思う。子どもが里親を受け入れずに、里親側が心を病むようなこともあるのではないかと想像する。一方で、そういう時には子どもの方もきっと病んでしまうのだろうとも思う。難しい。
私が聞いた、実際に里親を経験した人の話の中でありがたかったのは、「短期の養育の時には、”下宿のおばさん”の気持ちでやった」という一言だった。そういう軽い感じなら私にもできる’かも’しれない。
いずれにしても、児童相談所やその他の支援施設と一緒になってやっていかなければ、きっとできないことばかりなんだろうとは思う。それでも、前に一歩進んでみるつもりだ。
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