個人間取引サイトで商品が販売されることの悲しさ
メルカリやヤフオク他、個人間取引サイトは結構たくさんあります。
通常のイメージは、
- 引っ越しなどのタイミングで要らなくなった家具や雑貨を売る
- 使っていたものを飽きたからなどの理由で売る
- 好きで集めていた趣味のものなどをやむを得ず売る
などかなと私は思っています。
そして、いやなのは転売ですね。
メーカーとしては転売は悲しい
私もとても小さいながらメーカーとしての機能を持っておりますので、自社製品が使われることのないままに個人間取引サイトに出品されているのを見ると、少々悲しくなります。
「個人間取引サイトに出てきたってことは一人前の商品になったってことでは?」
ということをおっしゃる方もいらっしゃいますが、そんな風に前向きにはとらえられません。
なぜなら、「自社の力不足」が往々にしてあるからです。自分の力不足を突き付けられているようでつらいんです。
生産数が足りない
いろいろな力不足がありますが、一番は零細だからゆえの生産数不足です。
弊社の人気商品のひとつは、カレンダーのようなものなので、余れば価値は急激に減少します。
このため、余ることを前提に大量生産することは零細がゆえに難しいのです。
かといって、全く足りないということになると需要が供給を大きく上回ります。
結果、転売ヤーが現れてしまい、悲しい思いをします。
防止のしようが今のところない
ネットショップ上に転売禁止をうたっても個人を特定できませんし、すぐに売れてしまうので、返品を要求することもできません。
どこかの有名メーカーのものだったり、高級ブランドだったりすれば、需要もそれなりでしょうし、社会的な注目もあるでしょうから、個人間取引サイト側も調査をするでしょう。
が、零細のものはねえぇ。
ということで、防止のしようがないので、泣き寝入りになります。
価格が高くないこともある
一方、転売といっても「高額転売」でない場合もあります。
この場合は、「買ってはみたものの、いざ使おうかと思ったとき、使い途が思いつかず捨てるくらいなら売ろう」という方向です。
うちとしてはこのケースの場合は、送料はお客様負担ですが、状態が良いなら「返品」してもらいたいです。
あらためて弊社のネットショップで正式に販売しなおしたい。
が、これも「面倒くささ」が邪魔をしてなかなか実現しません。
返品してもよいと思いっきり言うと、今度は返品がバンバン増えてこちらが困るという可能性も出てくるので、ここも難しい。
ということで、どうにもならない現状にちょっと残念な気持ちでいるしかない状態が今です。
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