小田急電鉄の小学生50円の衝撃と効果
小田急電鉄が2022年春から小学生がICカードを使うと、全線で50円という画期的な運賃を打ち出したのは記憶に新しい。
実は全線100円というイベントを以前やったようです。それもなかなかすごいが、50円というのは永続的にやる可能性があるのだから、さらにすごい。
テレビニュースで私も見たのだが、「え!?なんかの間違いでは?」と思った。
が、そうでもないらしい。どんな効果があるんだろうか。
沿線に人が減っている
実は小田急電鉄によるとどうも沿線にいる人口が減っている危機感があるとのこと。
ただ、個人的に思うのは「子どもが50円だから沿線に住もう」とはならないのではないかということ。
沿線に魅力があったり、たとえば、職場が沿線にあるとかいうことで大人は移ってくるのではないかと思う。
つまり、沿線に魅力を出すことが優先で、運賃の魅力で人が集まるわけではなさそうではないか。
運賃値下げが沿線の魅力を上げるか?
運賃が下がることによって、人口が増えるかというとそうでもないのではないかと想像する。
では、運賃が下がることで沿線の魅力は上がるか?
安い運賃の鉄道があることによって、たとえばアミューズメント施設や企業が沿線に移ってくるか?
これはゼロではなさそう。企業にとってはコストダウンになるかも(大人の運賃も下がれば)。
子どもの運賃では効果は限定的では?
人口を増やすという効果は限定的な気がするが、アミューズメントや観光という点では意味がありそう。
そのあたりがどのくらい効果があるか。
衝撃は大きいが、効果はどうだろうか。
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