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2021/12/30

おこがましいが、知っているノウハウや情報を後進に伝える

今日はちょっと雑談である。

私も中小企業診断士として開業してから既に18年経つ。開業したての頃は、右往左往してとにかく生活を維持するために、仕事を断ることを可能な限りせず、突っ走っていた。

ありがたいことに、今はそう全力疾走しなくても、きちんとした仕事にありつけている。また、継続的に仕事を頂戴できる環境にもある。といっても、ある程度の努力は怠っていないつもりではある。

 

開業したての頃にお世話になった先輩方

開業したての頃は、先輩方にとてもお世話になった。具体的に仕事を下さる先輩もいらしたし、ノウハウをどんどん教えてくれる先輩もいらした。中には既に無くなってしまった師匠とも呼べる方もいらっしゃる。恩を返せなくて申し訳ないと思う。

ノウハウをどんどん教えてくださる先生に、一度、「なぜ、そう教えてくれるのか」と聞いた時の返事が印象的だった。

「どうぞ真似してみてください。すぐにできますか?できないでしょう?それが本当のノウハウです。そして、あなたができるようになったときには、私の持っているノウハウはもっと先に進んでいるんです。追いつくように頑張りなさい。」

ぐうの音も出なかった。

先輩方への恩返し

また、違う先輩には次のように言われた。

「もし、私に何かを返そうと思っているならやめなさい。あなたが私に返せることなんてそうはないですから(笑)。その代わりに、後進にあなたのノウハウをきちんと伝えなさい。私から学んだノウハウを後進にも伝えてください。それがあなたがすべきことです。」

まったくその通りである。私には返せる何かがない。そんなことはおこがましい。そして同時に後進にノウハウを伝えるなんてこともおこがましいかもしれない。が、先輩の教えに従いたい。

協会がやっている後進にノウハウを伝える塾があるのだが、できる範囲でそれに関与するようにしている。それが先輩方への恩返しの代わりになれば、うれしい限りである。

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