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2021/07/30

老舗シャツ企業の自己破産申請と多角化(多事業化)

日経MJによると、神戸のオーダーメードシャツの専門店が自己破産したらしい。
財界人や文化人に愛された老舗とのことで、一種文化が失われたようで、少し悲しいものだ。

負債額は推定とのことだが、約5,000万円。

巨大な破産ではないが、こういった老舗がなくなるのはどちらにしても悲しい。
私はもちろん、こういうところで購入できるほどの財力はないわけだけど。。。

 

なぜ、破産?

破産の理由として、

  • 高級紳士服の市場が伸び悩み
  • コロナ禍で在宅勤務が増えてシャツ需要が減った

などが挙げられていた。ネットニュースを見ると、

  • 進出していた百貨店での売上落ち込み
  • 家賃や人件費負担の割合増加

などが債務超過の原因とされていた。

顧客リストを活用できなかったのか?

一方で、7万人からの顧客リストを持っているようで、この顧客リストを活用できなかったのだろうかという疑問も残る。

勝手な想像だが、

  • 老舗の看板に胡坐をかいた?
  • 顧客リストを「受け身」でしか使っていなかった?(受注の時にサイズや趣向などを確認するためだけに使っていた?)
  • 新製品や新サービスの開発を怠っていた?

といったところが売上減少、コストの割合増加を招いたのかなぁと。あくまでも勝手な想像です。

多角化をゆっくり進めたほうが良かった

恐らく、オーダーシャツという老舗のブランドにこだわってしまった点はあろうかと思う。
中小企業ではカテゴリに特化することで、コストを下げたり、マーケティング的に尖がったりできる。
が、ターゲット市場が急速にしぼむと、立っていられる土地が狭くなり、倒れてしまう。

シャツにこだわらず、または、シャツの拡張で新市場や新製品などを開発し、ゆっくりでも多角化を進める必要があったのではないか。
後の祭りと言われれば、その通りだけど、他山の石として考えてみたい。

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