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2021/03/06

営業秘密の漏洩と訴訟の問題

テレビのニュースで聞いた楽天モバイルの社員が前職のソフトバンクより、機密情報を持ち出したという話。まさに、営業秘密の漏洩である。

 

なんでそれがわかったかというと、メールなどの監視だろうと思う。おそらく添付ファイルなどでメールを外部に送信した物を、コンピューターなのか人間系なのかは分からないが、何らかの形で検知したのだろう。

株式を上場しているたくさんの会社は、社内より発信されているメールをほぼ必ず監視していると思っていいだろう。ただし、リアルタイムにそのログをチェックしているかというと、それはだいぶ怪しい。それだけの労力はかけていないだろう。

上場企業がそうなのだから、中小零細企業ではとてもとてもログのチェックなどできない。そう考えると、中小企業の場合は、営業秘密の漏洩が日常茶飯事になってしまうのではないか。そんなことを心配する。実際に私が知っている会社で、電子メールのログチェックをセキュリティ対策として、がっつり行っているという話は聞いたことがない。

人材の流動性が高い業界や、技術情報がなかなか明文化しにくいケースの場合には、技術情報や営業秘密漏洩しやすいといえるのではないか。中小企業の場合、スキルやノウハウ、技術情報や顧客の情報などが、人にくっついているケースが多いだろう。そうなると大問題だ。

従業員が独立したとか、ほかの会社へ転職したなんて言う事が起きると、今回のニュースのようにログから調査することはできない。結果、例えば不正競争防止法違反等で訴えようとしても、証拠を提出することが難しいので訴訟に勝てないだろう。中小企業の場合には、泣き寝入りということが起きがちだろうと想像される。

法律は本当なら弱い者の味方なんだろうが、こういうケースはなかなかむずかしぃ。

 

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