デジタルバンクとネット銀行の違い
日経コンピューターの特集記事を読んでコメントする8回目の記事。今回はスマホ専用銀行、デジタルバンクについての話。
日経コンピューターの記事を読むとどうもスマホ専業銀行のことをデジタルバンクと定義しているように読める。しかしすでに日本にはジャパンネット銀行やソニー銀行、じぶん銀行など、ネット専用の銀行はいくつかあるんじゃないかと思う。
これらとデジタルバンクは何が違うんだろうか。ここではいわゆる情報だけを扱う情報銀行という意味でのデジタルバンクはさしていないようだ。
デジタルバンクは全てのサービス、業務がデジタルで完結することを示している。例えばジャパンネット銀行やソニー銀行などは、スマートフォンやウェブサイトで残高確認が出来たり振込の作業が出来たりする。が、口座の開設そのものはアナログな部分が残っている。欧州で勃興しているデジタルバンクは、基本的に全ての作業がスマートフォンで完結するということが前提にあるようだ。
日経コンピューターの記事によると、こうしたデジタルバンクを目指しているのはふくおかフィナンシャルグループ、東京きらぼしフィナンシャルグループなどの地方銀行が中心になっている。地銀がこうしたデジタルバンクに進出することによって、地銀という枠を超えてしまうということは間違いない。さて2021年にどんなデジタルバンクがサービスを開始し、私たちの生活にどのくらい広がっていくのか観察したい。
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