半分オンラインの展示会
PHASEという展示会が開催された。2020年の6月である。コロナの影響が強く残っている時期で、この時期にリアルな展示会などはもってのほかという雰囲気が漂っていたのではないかと思う。
この展示会は半分オンライン半分リアルと言う、ちょっと不思議な展示会である。
商品は展示ブースに置かれているものの、そこに説明をする人員はいない。代わりにディスプレイ内でインタビュー動画や商品の説明動画などが流されていたようだ。さらに、オンラインのミーティングツールで出展企業と接続できるようで、疑問点などがあれば質問できる。
コロナの影響下での展示会なので、展示ブースも隣との間隔が十分とられていたようだ。展示会に来た参加者も安心して展示物を見ることができたのではないか。一方で展示ブースを出すメーカー側も人員を配置しなくて良いことで、出張費の削減にもなっただろうし、コロナのリスクから解放されたのではないだろうか。
昨今、展示会や販売イベントはオンラインの方に移行している傾向があるが、こうした半オンラインの展示会というのも一つの方向性として考えられる。とはいえ、オンラインで質問が来る可能性は十分あるわけだから、社内とは言え説明要員をきちんと確保しておく必要はあるだろう。
今後こうした展示会も増えていくのであろうか。
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