中小企業経営者がリーダーとして意識したらと思う4つの強み
Harvard Business review の2020年7月号の記事です。ピーター・ブレグマンというある企業の CEO の記事でした。優れたリーダーは四つの強みを持っているそうです。
一つは自分に対する自信。二つ目は他者と繋がっていること。三つ目は目的にコミットしていること。四つ目は感情面の勇気を持っていること。
リーダーとは言わず、この四つを持っている人は非常に人間的に優れている人のように思います。人間というよりはビジネスパーソンとして、と言った方がもしかしたら良いのかもしれません。逆の方角から言うと、こういう四つの要素を持っている人がリーダーになっていくように思います。
私が知っている中小企業の社長さんたちは、これらの要素の一つや二つは持っているような気がします。持っていなければ中小企業の社長なんて、きっとやってられないんではないでしょうか。もちろん、全部を高いレベルで持っている人はなかなか見つけられないかもしれません。
例えば、私のあるクライアントの社長さんは、二つ目の他社と繋がっていることと、目的にコミットしていることについては非常に高いレベルにあると思います。技術的な面での自分に対する自信も持っている様ですが、技術的な面以外の部分については他者の力を借りようとしています。最後の感情面の勇気というのは、日本の文化からでしょうか、なかなか強く持つことはできていないようです。
私も他人の事は全く言えません。自分に対する自信は怪しいもんですし、他の人よりも他者と繋がっているかといえば、それについても自信がありません。目的にしっかりコミットしているかと言われるとそれも怪しいもんですし、感情面ではいつもネガティブでバランスが悪い人間です。
私自身は一人で中小企業を経営していますので、いわゆるリーダーという感じではないのかもしれません。私自身、中小企業を経営しているというより、自分がやりたいことをやって楽しく仕事をしているという面が強いからかもしれませんね。
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