自省を込めて、礼儀
先日、あるところで中小企業経営者にあった。
その中小企業経営者は約束の時間に現れなかった。
約束の時間が少し過ぎてから、
15分遅れるという連絡があった。
私は待っていたが、結局現れたのは25分後だった。
私の顔を見るなり、おもむろにパソコンを開き、その中小企業経営者は言った。
「このシステムでなぜこれができないのか教えて欲しい」
とても技術的な話だったので、おそらく他の中小企業診断士でも答えられる人は、なかなか少なかっただろう。私がプレス加工業のプレス機械の調整について分からないように、元々コンピュータでも触っていた人でもない限り、個別のコンピュータシステムメーカやインターネットプロバイダの設定などについて分かるはずもない。
それは置いておいても、その中小企業経営者は、遅刻したことへの言い訳やお詫びの一言も全くなかった。偉そうに自分を神棚に置いて、私が上から目線で謝るべきだというふうに考えているわけだが、少なくとも礼儀として何かしらの挨拶はあってもよかったのではないかとは思う。
おまけに、約束の時間に遅れた上に、約束した終了時間を超過した。しかし、その時間超過についても何の挨拶もなくその方は帰っていった。
論語などを読んでいると、目上の人に対する礼儀は必須であろうと考えられる。また、目上でなくても、初めて会う人に対する礼儀は何かしらの形で必要なのではないだろうか。
私も年を取ったものだ。おそらく40代前半だったら目の前でブチ切れてしまっていたのではないか。50代になってこういう事も少し抑えられるようにはなった。とはいえ、心のバランスは取れないのでこんな風にブログにぶちまけてしまう。まだまだ修行が足りない。
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