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2020/01/26

要求定義の不備が増加傾向にあるという記事を読んだ

ちょっと半年くらい前の記事なので、半年で大きく変わっている可能性もゼロではないが、それほどは変わっていないだろうと予想する。

日経コンピュータの記事によると、1980年代に17%だった「ユーザーが要件をまとめられない」というのが、2010年代には34%の2倍になっている。また、「ベンダーが要件を理解できない」というのも1990年代には12%だったが、22%に増えている。

深刻なのは、「ユーザーが要件をまとめられない」という方であろう。

 

ベンダー側からすれば、「何を作ったら良いのかはっきりしない」というものに関わるわけである。だから、まともなシステムができるわけがない。一方で、ユーザー側からすれば、自分たちが何をするべきか、何をしなければならないかということをあいまいにしたまま、ベンダーと話そうとする。スピードが大切だと思うからである。また、市場は不確実性が高まっていることも要因かもしれない。

こうなってくると、もう数年前からそう言われているが、「ウォーターフォール型で年単位でシステム開発する」というのは意味がなくなってしまう。2019年に終わったみずほ銀行のシステム統合のようなことは今後、起こらないのかもしれない。

全てのシステム開発がアジャイルになって、要求定義の不備自体が増加していても問題ないという方向にすぐに行くとは思えない。しかし、今後はその方向が強くなっていくのではないか。そうは言っても人間のやること。今のところは、要求定義の不備がゼロになることはないし、それがアジャイルで全て解決されるわけでもないだろうから、やはり要求定義は何かしらの形できちんとやる必要があるだろう。

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