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2019/12/25

アジャイル開発での要求定義は爆発に注意か

ある企業の要求定義の事例を聞いてきた。その企業ではこれまでウォーターフォール型の開発をしてきたとのことだったが、はじめてアジャイル開発を取り入れて進めたらしい。

1ヶ月もしないうちに、モックアップができあがったそうで、ここまでは良かったらしい。レビューしたことで、現場からも意見がたくさん出てきたとのことだった。が、良かったのはここまでだったらしい。

 

アジャイル開発では、この「コミュニケーションの活性化」が非常に重要だろうと思う。アジャイルではまさにそれが目指されている。が、人間の要求というのは際限なく出てくるものだろうと思う。

最終リリースの時期に差し掛かっても、要求はどんどん出てきていたそうである。要求爆発という状況だったのだろうと思われる。開発が終わらず、最終リリースの時期は迫ってくるという状況になった。

この状況から見て、2つのことが考えられる。ひとつは、「最終リリース」という言葉から考えて、実際にはアジャイル開発とは呼べない方法だったのではないかということ。アジャイル開発は継続的にどんどん作っていく方法だと私は思っているので、「最終リリース」という言葉自体がおかしい気がしている。

ふたつめは、「要求をきちんと選択していなかった」ことだろうと思う。最終的には優先順位をきちんとつけて優先度の高いものを実装していったらしいが、それをはじめからやっていれば、危険な状態にはならなかっただろう。また、アジャイル開発はそのようにやるものではないだろうか。

アジャイル開発での要求定義はイテレーションが回ってくるたびに要求を出したり、前のイテレーションで残っていたものも合わせて検討したりするはずである。その際に、きちんと優先順位をつけずにやることは考えにくいため、この企業の事例は「アジャイル的」なものと、「ウォーターフォール的」なものを変に組み合わせたのではないかと予想している。

アジャイル万能主義を私は唱えていないし、この事例は人から聞いたものであるから、一概には言えないことは申し添えておきたい。

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