転職しないほうがいいという助言をできる転職コンサルタントを信頼する
エン・ジャパンの調べをちょっと見た。一部の転職希望者は実は転職するべきではないとコンサルタントが考えているというのである。その一言を言えるコンサルタントがいるということに、一種安心を感じた。誰でも転職させればいいってもんじゃない。その転職する人のことを考えたら、今のところにとどまるべきだという判断もありうる。
私ならそういうコンサルタントを信頼する。
ちょっと外れるが、私も常々、ITコンサルタントとしては「この場合にはシステムを導入しないという選択が最適」とか、「今回のこのシステム投資は見送るべき」と判断できるSEが本当の上級SE(コンサルタントとほぼ同義)だという話をよくしている。それと同じである。
さて、先程の調査に戻る。
転職するべきではないというケースは、「転職先を高望みしている」ケースや「具体的なキャリアを描けていない」ケースだそうである。つまり、自分の力と転職先のニーズに大きな溝があったり、単に今のところから逃げたいからというような理由で転職を望んでいるケースなどがあるということだろう。私も勤めているときにはそうだったように思う笑
転職を今は希望していないという人でさえ、6割の人が転職サイトへ登録しているそうである。人材不足の世の中、転職は当たり前になっていくのだろうとは思う。が、そういう流動的な人は、獲得できても流動的なので、その企業に勤め続けるとは考えにくい。もちろん、はまり込んでこれは天職だ!という風になる人もいよう。転職者はそのような天職を求めて動くのだろうから。
が、私が見る限り、「転職」ではなく、「転社」になっているケースも多く見られる。その場合には、天職は見つけられない。天社を探そうとしてもそんなところは簡単には見つからない。同じ業界の中で、全く違うことをしている企業なんてそうそうないだろうから。
最近、飲食業から配管工に転職することを考えているという人の話を聞いた。飲食はブラックと言われがちだし、建築関係もブラックと言われがちなので、あまり変わらない気もしたのである。が、違うらしい。飲食は頭打ちの給与だが、建築関係は頑張れば上があるようなのである。昔は飲食でも和食の達人にでもなれば、行く先もたくさんあったのかもしれないが、今は違う。独立しても競争も激しい。
建築は人手不足である上に、仕事はあるのに人がいないという状況らしい。3K職場と言われて敬遠するからなのかもしれない。その点では飲食も同じ気がするのだが、給与の点では違うようだ。
おっと話がずれた。転職したいと考えても、天職を見つけられるような転職の仕方のほうが私はいいと思うが、そのあたりも含めて転職コンサルタントの皆様、そういう方々を支援してほしいと日本社会のためにも切に希望する。
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