アナログメモをバカにしてはいけない3つの効用
時代はインターネット、デジタルトランスフォーメーションですが、アナログメモをバカにしてはいけないですよ笑
結構、有効だなと思える効用があったりします。実感を含めて、3つ挙げてみたいと思います。
- 覚える
- 相手を安心させる
- 逆に相手に不安を与える
の3つです。
■ 文字に書けば、意外と覚える
これは皆さんも実感があるのではないかと思います。覚えたいと思ったものは、繰り返し書き取りをしたりするのは常套手段ですよね。
スケジュールなどは、まさにデジタルが進んでいますが、アナログの手帳に書いていたりすると「あそこのあの時間になんか書いたな」と思えるのがアナログのいいところ。デジタルだと、すぐに動かせたりするし、色合いや文字なども同じイメージなので思い出しにくかったりします。電池切れの恐れはいつもありますしね笑
もちろん、アナログ側は「紛失」というリスクがあります。私は自分で手帳を工夫し始めてから既に15年以上経過していますが、手帳を失くしたことは一度もありません。ありがたいことです。理由は、いつも持ち歩いていることと、同じところに置いていること、そして普通の手帳より少し大きめであることでしょうか。
■ ヒアリング時にアナログメモをとると相手が安心する
仕事柄ヒアリングをすることが多々あります。このとき、パソコンを開いてぱちぱちと記録を取るよりも、実はアナログで目の前でメモを取ったほうが相手は安心しているなと感じることが多々あります。ましてや、そのアナログメモを目の前で見せるように取ると、安心感がぜんぜん違うみたいです。手や道具で隠しながらアナログメモをとるのは避けたほうが良いですね。
実は、私の仕事で窓口相談というのがあるのですが、ある場所ではパソコンで記録を取ることが必須のため、話を聞きながらタッチタイプをすることがあります。が、どうもしっくり来ません。相手もパソコンの方を見ていたりすることがあります。
でも、他の窓口相談ではA4サイズの大きめのノートを使っています。万年筆でサラサラとメモを取ります。相談に来た相手にも見えるように書いています。何が書かれたかを見えるように。このほうが相手は安心して話すような気がしています。話をきちんと聞いてもらっているという意識が生まれるのだろうことは容易に想像できます。
■ クレーマーから身を守る方法にもなる?
あるクレーム対応の専門家から聞いた話です。クレーマーは「記録」をとにかく嫌がるらしいです。録音とか、録画はもちろん、目の前でメモを取られることも嫌うそうです。「記録としてきちんと残したいので、連絡先とお名前を書き足したい」とでも言えば、とっても嫌がるらしいです。
確かに、コンタクトセンターなどに電話すると「品質向上のため録音します」と言われると、ちょっと気になったりします笑。私はクレーマーではないつもりですが、録音されていると考えれば、声を荒げたりするのは控えますものね。
メモを取るというのは、自分のためであることが最も大きいです。メリットはほぼ自分のためです。デジタルメモでも同じ効用が生まれる時代がすぐそこまで来ているかもしれないですけど、私自身はまだ、アナログメモの効用を信じていたりします。
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