日本ではなかなか「公共図書館」は成立しないか
公共の図書館というと、日本では「公立図書館」を指し示すと思う。私立の「公共図書館」という概念はなさそうである。とはいえ、「私立図書館」はいくつかある(ウィキペディア)らしい。それでも20程度のようである。
ざっと見てみると、多くがカテゴリを絞ったり、著者を限定したりして書籍を収集し、それを展示しているようである。つまり、日本で言う公立図書館とは違い、「長嶋茂雄記念館」と同じような扱いと考えられる。
先日、あるところで、「海外には、公共図書館がある」と聞いた。この海外の公共図書館は、一般の人々や企業からの寄付で成立しているようで、中には入場料を取るところもあるらしい。貴重な文献がそこに収められているのであれば、入場料は維持する意味でも取るべきだろうと当方は考える。
日本にある「私立図書館」もそういう意味では貴重な文献を収集して、入場料を取っているのではないかと思われるものがあった。それはそれでいい。
日本は公立図書館が充実しているエリアがある。たとえば、私の住んでいる日野市は非常に図書館が充実している。私が住んでいるところからでも歩いていける距離に大きなものが2箇所もある。自転車を駆使すれば、さらに増える。
そういう意味では、私立の公立図書館は必要ないのかも知れない。先にある「限定的な貴重な書籍」をコレクションとして収集するほかはニーズがなさそうである。
子どもたちだけに向けた公共図書館なんて、夢みたいな話なのかも知れないな。
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