【日帰りさんぽ】武蔵増戸から武蔵五日市
さて、本当にこういうことをするのは何ヶ月ぶりかだと思う。つまり、休むということである。先日、本屋さんに立ち寄った際に目について、そのままレジに進んでしまったため、「散歩の達人 首都圏 日帰り0泊1日さんぽ」という雑誌が手元にある。この本を無駄にするのもいけないので、どこか1つ、この黄金週間に行ってみようと思いたち、タイトルの武蔵増戸へと向かってみた。
9時前に出発したが、普段、駅まで歩く道のりも、単純にさんぽが目的だったりすると景色も違って見えるものだ。といっても、見えているものは大した差はないわけであるが。
駅に着くと、まあ、休日モードなのか、電車が遅れている。目的もないさんぽだから腹も立たない。今日はスマートフォンの電源は落として歩くことに決めた。さて、武蔵増戸なんていう駅には降りたことがないが、一体何分掛かるのだろうか。
立川で武蔵五日市に向かう電車に乗り込んでみると、「君はそんな普段着で山登りに行くのかね?」と責められているような気分になる格好の方々がたくさん乗っておられる。「いやいや、私はさんぽなんですよ」と言い訳したい気分だが、気持ちはまさにそのまま、軽いさんぽなのである。途中、昭島駅から熊川駅へ至る間に富士山が遠くに見えた。偉大である。と、思っていると思ったより早く、武蔵増戸に着く。
駅前にはなぜか、沢山の人がいた。何かイベントでもあるのだろうか。さっき、私を責めた山登りの格好の人たちも混ざっているが、一方で軽装の若い女性などもグループで降り、なにか山登りとは関係ないイベントがあるのかもしれんと思わせる。さんぽの雑誌に合わせて線路沿いを進むと、途中で里山に向かう道と、寺に向かう道に分かれる。ちょっと寺を覗いてみることにした。
いやいや、立派な門である。左右の柱のようなところには、金剛像が1体ずつ立っていたが、あれは大人になって見ても恐ろしい顔である。頭を低くして通り過ぎる。何も悪いことはしていないのであるが、なんだか叱られているような気になる。
門をくぐると少しだけ石段を登る。登った先の本堂には極彩色の飾り物が付いている。写真は獅子だろうか。鮮やかな青が非常に勇ましい感じを醸し出す。ひとしきり、お寺を見学させていただいた後、来た道を戻る。さっきの里山に向かう道へ足を踏み入れる。
NPO法人「横沢入タンボの会」というのがあるらしい。里山を守るために組織されているようである。駅にいた人たちの一部もこれに参加するために来たのかも知れない。5分ほど登っていくと、綺麗な里山が見えた。そして、沢山の人がいた。
この里山をさきほどのNPO法人に参加している人たちが守っているのだろう。東京都が指定したエリアでもあるようで、きちんとしたお休み処なども整備されていた。小さな子どもを連れた家族連れなどがきっとタンボの整備をしたり、虫などと戯れたりするのだろうと思う。都会の子どもにはし難い体験でもあるのだろうと思う。
さて、先程もお話したとおり、私は低山に登る気などはさらさらなく、さんぽに来たのである。が、なぜか、ルート通りの雑誌が示す道を行くと、この写真のような道になってきた笑。さんぽ < ピクニック < 低山 < トレッキング < 本格登山といったような順番だろうと思うが、途中まではピクニックだったが、途中から低山登山になってきた笑。途中、尾根道もあるよ、という標識があったが、そちらを行くべきだったのかも知れない。
途中、こんなところを通ったというのを写真に収めたものがこれらである。要は林の中を抜け、結構、景色の良い高いところまで行き、一定の頂上と思われるところには小さな祠があったということである。
歩く途中、躑躅が咲いているところがあり、そこだけ緑とのコントラストでとてもきれいに目に映った。そういえば、2年前に館林ですごい躑躅を見たことを思い出した。
降りてくるのはとっても早いもので、先程の小さな祠があった場所からは階段状の山道。ものの20分で降りてしまい、アスファルト舗装に出る。すぐ横をヤマト運輸さんのワンボックスカーが通り過ぎる。町に帰ってきた感じがする。
武蔵五日市の駅前まで来た。昼時だったので、まわりになにかないか探してみる。さんぽの本にはカフェが掲載されていたが、残念ながら「おやすみ」だった。仕方ないので、他を探していると、「裏山ベース」とかいう怪しい店があった。中には入れない笑。
そのとなりに「そば・うどん」の幟を見つけた。頂いたのは田舎汁そばである。ランチのサービスで塩むすびがセットされていた。
全行程、約2時間強だったが、普段、歩かないような場所を歩くというのも悪くない。正直、疲れました。明日は確実にふくらはぎが筋肉痛だろうと思われます。
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コメント
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先日、このルートに出てきた里山がテレビに出ていた。ただ、場所は秘密ということで、モザイクが一部かかっていた。しかし、当方は足を踏み入れているので場所はわかる。おそらく、テレビの影響で人がたくさん来てしまうと、またこの里山が荒らされてしまう可能性を考えてのことなのかもしれない。
投稿: 佐川博樹 | 2019/11/16 15:32