立ち読み歓迎で書店は復活するか、それとも単にショールーム化するか
みなさん、書店は好きですか。私は好きです。ちょっとした時間つぶしにもなるし、時間つぶしだと思って入っても、買って出てきたりしています笑
とはいうものの、マクロで見ると本は売れなくなっていますし、本屋さんも結構少なくなっているように思います。本屋さんの数は、2017年時点で13,000軒を切っているそうですが、2001年には20,000軒はあったようです。だいぶ減りましたね。
Amazonなどのネットショップの台頭もあって、本屋さんの売上は下がるばかりというところが多いかと思います。まあ、まだ大規模店は何とかやっているのではないかと思いますが、中小の本屋さんは厳しい状況ではないかというのが容易に想像できます。
そこで、最近、出版社が手掛け始めたのが「立ち読み歓迎」だそうです。特に、単行本漫画は店頭でシュリンクラップというフィルムがかけられていますよね。あれを外していこうという試みだそうです。
全部外すわけではなくて、1巻目だけ外してサンプルとし、それを読んでもらうことで2巻め以降も買ってもらう作戦ですね。お試しした後、本格的に買うということですね。
良い作戦な気がします。
中身がまったくわからないのに買うというのはやはりリスクがありますからね。そういう意味ではこの作戦はいいと思います。ただ、ちょっと怖いのは、ショールーム化です。
ネット販売が主流になってきている本業界。本屋さんが立ち読みOKにすると、そこがショールームになって、読んだものをその場で買うのではなく、ネットショップで買うという方向です。このリスクをはらみながら、立ち読みOKの本屋を増やしていくことになるのかもしれないですね。
でも、何か解決策が欲しいです。本屋さんの醍醐味って、知らない本との出会いですからね。
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