中小企業を踏み台にして大企業を攻撃する、サプライチェーン攻撃
大企業は自社のウェブサイトをはじめ、ある程度のレベルでセキュリティ攻撃からの防御線をしっかり張っているでしょう。それなりのコストも負担できるでしょう。しかし、中小企業はどうでしょうか。という流れの記事が日経系の雑誌に載っていて、それは前からあるよなぁと思いました。
新しいというか、言葉としてそういうものを「サプライチェーン攻撃」と呼ぶようです。
中小企業を踏み台にして、例えばメールサーバーを乗っ取ってしまったりすれば、大企業に向けた標的型攻撃などもしやすくなりますね。
かと言って、中小企業がセキュリティー対策に数百万円をかけることは難しいでしょう。
このをサプライチェーン攻撃というものは要は攻撃の要諦である一番弱いところを狙うというやつです。そのため、サプライチェーン全体として、セキュリティー対策を高める必要があります。
しかし、そのコストは中小企業にとって大きな負担になるでしょう。代わりにサプライチェーンの中にある大企業がそのコストを負担するにしても、そのコストは最終的に最終消費者が負担することになると思われます。
セキュリティー攻撃を仕掛ける人たちは自身がお金を儲けることだけを考えているので、こうしたコスト負担には当然のことながら気を配らないんでしょうね。
公的機関がこのセキュリティー対策に対応するための支援を始めているようです。中小企業が意識を高めてこのような支援策を活用してくれることを期待します。こう言ってる私も、中小企業の端くれなのですが。
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