現場を知らない人に経営を任せてもいいかどうかなんて、ケースバイケースでは?
先日、「犬を飼っていない獣医は信頼できない」というような話を聞いた。ちょっと考えすぎじゃないかと思った。
それでは、猫を飼っていない獣医には自分の猫を診察させないのか?
車を持っていないタクシー運転手さんにタクシーは運転させないのか?
アパート暮らしの不動産鑑定士に売買用の不動産鑑定はできないのか?
時々、コンサルティングの場面でもそういう話を聞く。私も以前、
「あんたの頭、見てごらんなさいよ!それ、美容院には行ってないわよね。私はプロだからわかる!そんな人に美容院のコンサルティングなんてできるわけない!とっとと帰って!」
と罵られたことがある。確かに、私は美容院には行っていなかったし、きっとその方は髪の毛についてはプロなんだろうと思う。そこは認めたい。が、経営は違うのではないかとも思ったりする。
現場をしらなければ経営はできないというのは過剰反応だと思う。
一方で、経営できる人は現場の仕事ができるということもない。
これには論理性がないということである。
もちろん、現場を知っていた方がいいケースだってたくさんあるとは思うが、必ずしも知らなくてもできることはあるし、それを全否定する必要もない。そういう発言をする人は結局のところ、「邪魔すんじゃねぇ」ということだけであろう。
まあ、お互い、決め打ちはいけない。
犬を飼っていなくても優秀な獣医さんはたくさんいるし、そういう獣医さんの方が良い場合だってある。これは論理性の問題というよりは確率論かもしれないですね。
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