自社の強みを生かせる新しいビジネスモデルが構築できるのが一番いい
最近、中古品市場が活況を呈していますね。メルカリをはじめとしたアプリによる中古品のC2C売買、持ち込み型の中古品買取店やAmazonのような中古品を出品できるモールなど、多様化しています。
その中で「コメ兵」の中古品売買のアプリオプションがなるほどと思えたので、ちょっと書いてみます。
コメ兵のアプリは、いわゆるメルカリなどと基本的には同じようです。もちろん、自社で買い取った商品も並べるわけですが、いわゆるC2Cの商品も並びます。
ところで、コメ兵の強みと言ったら、そのブランド力と「鑑定眼」でしょう。どれが本物で、どれは偽物かという見極めはプロならではの視点でしょう。コメ兵のアプリではこの「鑑定眼」を購入者が使えるというオプションがあるそうです。強みを生かした差別化です。
普通の中古品売買サイトは、せいぜい、支払が滞ったとか、逆に商品が送られてこないというトラブルを防ぐ程度。そのブランド品が本物かどうかまではさすがに保証しません。しかし、コメ兵は違う。
売買が成立したところで、購入者は商品をコメ兵に送ることを選択できるそうです。コメ兵に送られてきた商品は鑑定され、本物かどうかわかるという仕組みだそうです。コメ兵自身が持つ、「強み」を活かしたメルカリなどとの差別化ですね。多少コストがかかっても、ちゃんと本物を買ったという安心が欲しい人は少なからずいるでしょう。
そして、この仕組みには他のサイトは簡単には追いつけない。。。
こんな風に自社が持つ強みをうまく生かして新しいビジネスモデルを作れるのが一番いいですよね。ただ、これ、すぐに思いつかないと思うので、日々、いろいろ考えていかなければなりませんね。難しい。
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