文具の卸は大きい所がない。卸売業調査を見て。
食品や医療品などと比べてはいけないのだろうが、文具の卸は大きい所がなかなかない。
日経MJの調査で見ると、一番大きいのは内田洋行のようだが、内田洋行は卸という感じは当方はしない。
三位にいるエコールグループが実質、文具専業としては一位なのかなという感じがする。
その下にクラウングループ、加藤憲ホールディングス、レイメイ藤井や妙高コーポレイションといったところが並ぶ。
それぞれの売上高を見るとエコールグループでも830億くらい。食品系にこれを入れると30位くらい。スポーツ用品などと同じような感じになっている。
当然、市場の大きさが違うんだろうなぁとは思う。面倒なので調べていないけど笑
卸売業の古典的な機能は、
・物流のクッション
・商流のクッション
なわけだけど、今の文房具卸はこのクッションの役目を果たしているだろうか。
物流のクッションは、卸がある程度のロットで在庫を持つことによって、小売店は大きなロットでメーカーから買わなくても助かると言う面があるし、逆にメーカーは細かなロットで物を出さなくていいというメリットがある。が、、、これ、大きいメーカーだけの話で、うちのような小さい所はロットが小さいから、卸さんはやりたがらないことになって、在庫を持ってくれない。意味ない。
商流のクッションは、口座がまとまることで、小売店側は管理が楽になるわけだけど、これもIT化が進んだ今、管理は効率化されているから、「口座がまとまっている方がいい」と思い込んでいる小売店が卸にべったりになっていたりする。実はその方がデメリットが大きかったりするのではないか、という疑問を持っている人はいるのだろうか。
もちろん、いちいち、全部の小さなメーカーと小売店がやり取りしていたら大変だろうと言うことはわかる。が、卸さん、自分の立ち位置、見直されてもいいのではないかと思ったりもします。規模は食品に比べるととっても小さいけど。
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