物質をデジタルと比べなくてもいい。それぞれにいいところがある。
人間社会は、物質に重きを置きすぎだという感じの記事を読んだ。全体の文脈からは、むしろ「デジタルな価値にも十分な価値を置いて欲しい」という風にも読めたが、相対的に、物質への価値をほんの少し否定された感じがする。
私個人は、古い人間で、物質的なものに価値を感じる部分はある。
たとえば、金(きん)。やはり希少な金属で、価値があると思う。
たとえば、有名画家の絵。美術館で見れば、これは素晴らしいものなのだろうと思う。
一方、美というのは、決してアナログだけではない。デジタルな美もあるのは間違いない。デジタルはコピーできるから美の価値が少ないということはない。
だが、世界では、有名画家の絵そのものには価値を認めるが、それを写したデジタルな写真には価値を認めない。それはコピーだからだろう。
でも、今後は、デジタルだけでオリジナルな作品を作るクリエイターが出てこよう。いや、既にたくさんいるのだろう。だが、まだ有名画家のような価値を与えられていない気もする。これは、まだ世界がついてきていない証拠でもあろう。
とはいえ、物質をデジタルと比べなくてもいい。どちらにもいいところがあるし、美もあるだろうから。
ただ、私自身は古い人間で、写真のような物質が壊れる場面を見ると、物質を大切にしなければならないと思うし、そこに儚さを感じたりもする。
単なる美とは違う何かがありそうな気がするから。
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