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2017/06/23

函館旅行記(5) : 函館市国際水産・海洋総合研究センター見学

P_20170617_152736s函館市は、「函館国際水産・海洋都市構想」というのを持っていて、マリンサイエンスの研究分野で世界をリードするような学術研究拠点都市を目指しているそうです。

だから、この研究センターの前にある港には研究船が停泊していたりします。
北海道大学の研究船などが停泊するそうです。
センターには、共用の実験施設や研究室などがあるそうです。


P_20170617_151335sこちらは、研究センターのエントランス横にある水槽内を撮影したものです。

スルメイカたちが泳いでいます。
彼らは、先端にある耳の部分や足などで水をかいて進んでいるわけではなく、口のあたりにある漏斗のようなものから水を噴射させて前後に動くそうです。
耳のような部分はひらひらしていてもほとんど推進力には影響がないんだそうです。初耳(笑)

函館は、イカの水揚げ量が多く、研究も盛んのようです。

P_20170617_152409sエントランスホールの奥には、大型実験水槽があります。本来は、水槽の前から見るものなのですが、今回、特別に上から見せていただきました。

この実験水槽は、日本だけでなく、世界でも珍しい大きさだそうで、常に誰かが実験しているような水槽で、大人気のようです。
私が見たときには、お魚が何尾か入っていましたが、実験の内容はよくわかりませんでした(笑)

施設を案内してくださったのは、北海道大学を卒業されて、この研究センターに今年入られた若い研究者でした。イカマイスターの称号を持っておられました。
イカマイスターは認定制度があり、座学と試験で獲得できるそうで、全国から受験者がいらっしゃるそうです。

また、写真撮影はしておりませんが、研究センターを見学させていただく前には、「マリンIT」のひとつとして、「光ファイバーを利用したセンサー技術」についてお話を伺いました。
光ファイバーが水圧や温度によって変化すると、ファイバー内を通る光が変化するそうです。
その変化を検出して、水圧や温度を測るんだそうです。

ブイを使った計測技術よりも水深が浅いところでは効果が得られるそうで、今後、さらに研究を進めるようです。
農業分野でITがセンサーとともに使われる話は何度も聞いたことがありますが、海でもIT化が進んでいるようです。
勉強になりました。

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