コンサルタントと一括りでは語れない
先日、中小企業者向けにほんの小さな中小企業支援の施策を説明するセミナーを開きました。そのセミナーに参加していた方から次のような質問をいただきました。
「経営コンサルタントといっても、どんな人かなかなかよくわからない」
この手の質問は結構多く受けるものです。
その方にはあたしの考えをお話ししました。
経営コンサルタントとひとくくりにすると 、本当にたくさんの種類の方がいらっしゃいます。飲食店を専門にやっている先生や、食品スーパーを専門にしている人、マーケティングや販売促進を専門にしている人、資金調達を専門にしている人、創業支援を専門にしている人など様々です。
こういう方々を分類すると、大きく2つの分類の仕方があります。 1つは業種業態を専門としている方々、もう一つは、業務を専門にしている方々です。
例えば業種業態では、先ほど出てきたような飲食店や食品スーパーなどを専門にしているケースです。もう1つの業務を専門にしているケースは、マーケティング、販売促進、資金調達、人事管理などを専門にしているケースです。
これを縦軸と横軸に並べ、マトリックスをつくるとそのコンサルタントの専門性がどこにあるか、というのがマッピングされます。コンサルタントを雇うときにはこうしたマッピングをきちんとしてその方はここに位置しているのか、これを考えることによって自社に役立つコンサルタントかどうかを判断できます。
ただし、これはスキルのマッピングであって、中小企業の場合には、どちらかと言うとそのコンサルタントと長く付き合っていけるかどうかという点が比較的問題になります。言うなれば「そりが合うかどうか」ということになります。
残念ながらこれは、先程のマトリックスのように簡単にマッピングできるようなものではなく、実際にそのコンサルタントに会ってみないと何とも言えないところではあります。
ですので、様々な公共機関や中小企業支援センター、信頼できる友人や知人、その他コンサルタントからの紹介などを受けるとよいでしょう。もちろん、紹介だからと言って安心ということはありません。なぜならそりが合うかどうかは会ってみないとどっちにしてものわからないものですから。
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