平均値の罠
半年での売上アップ平均2倍!
とかいう触れ込みの中小企業向けDM電子メールが送られてきました。皆様のところにも来ていますか。
「おお、すごい、これなら効果がありそうだから、このサービスを受けてみるか。」
と思った方、ちょっと待って下さい。
平均値というのは、平均値です。
1, 1, 1, 1, 1, 100 -> 平均値 17.5
10, 11, 12, 13, 14 -> 平均値 12
さあ、これが売上の平均値だったら、どちらの方を好みますか。私は後者です。
確かに、100も売れることがあれば、嬉しいですが、それは「月別の売上がこういう推移になった時」の話です。
先ほどの、平均2倍!というのは、たくさんの企業や商品がある中で、売れた企業もあれば、売れなかった企業もあるし、売れた商品もあれば、売れなかった商品も混ぜて2倍です。
となると、自分はマイナスになるかもしれない訳です。わかりません、これは。
平均値も無駄ではないし、意味がないとはいいませんが、ばらつきだったり、中央値だったり、複数の指標や数値を組み合わせることによって意味を持ってくるものです。平均値だけにだまされてはいけません。
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