無上意という言葉とピアノを習う介護の仕事をしている方の話
ある新聞で、この言葉を見た。初めて触れた言葉だった。簡単に調べてみると、どうも仏教関係の言葉らしいが、流行りの(流行りではいけないが)おもてなしの心に使うらしい。
こういう時、よく、ホテルのホスピタリティの話が出てくるが、それと同じ、またはそれ以上の概念は昔から日本にある思う。ホスピタリティに代わる言葉として、おもてなしという柔らかい感じの言葉が使われるのは、とても良いと思う。一方でもう少しかしこまった言葉はないかなと思っていたので、なんだかピンと来た。
ところで、先日、介護の仕事をしている方の話を間接的に聞いた。良い話なので、この無上意に絡めたい。
その介護の仕事をしている若い女性は楽器ができなかったらしいのだが、ピアノを習い始めたのだそうだ。その理由は、
「おじいさん、おばあさんたちにHappy birthdayの曲を弾いてあげたい」
というものだったそうだ。すぐに弾けるわけではなかったようだが、まずは歌えるようにコードを覚え、その後、メロディをやったそうだ。そして、その上達スピードはピアノの先生が驚くほどのペースだったそうだ。おそらく、レッスン時以外でも練習したのだろう(エアピアノ?)。
人間、想いというのはいろいろなことを後押しするものだが、まさに相手に喜んでもらいたい、という感情がこうした話を生むのだろうと思ったりする。
自分は持っているか?
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