マネージャーのいない会社
最近、サボっていたハーバードビジネスレビューの読み込み。久しぶりにきちんとアーティクルをいくつか読みました。
その中からひとつ、感想を。
アーティクルは、「マネジャーを作らない会社」。世界最大のトマト加工業者であるモーニング・スターという会社の話。
組織をフラット化するとかいう話ではない。マネジャー、そのものを置かないのである。インタビューに答えている代表の言葉を借りると、
全員がマネジャー
ということ。大きな組織がそれで成り立つのか?という疑問が頭をもたげてくるが、理念を共有し、自分の役割を自分で規定し、他の社員と合意形成をすることによって、実現できる部分は多分にありそうに思えてくる。
何より、このアーティクルの優れたところは(あくまで会社の優れているところではなく、このアーティクルそのもの)、読者にこの企業のやり方を押し付けて来ないところ。
現在の官僚的組織構造の利点も認めながら、マネジメントの画一的な方法論に一石を投じている。このアーティクルは、人事関連に興味がある人には、ぜひ、一読を勧めたい。
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