« 日本にSquareは来るのか? | トップページ | クラウド版パッケージソフトのコスト感覚 »

2012/05/19

マネージャーのいない会社

最近、サボっていたハーバードビジネスレビューの読み込み。久しぶりにきちんとアーティクルをいくつか読みました。

その中からひとつ、感想を。

アーティクルは、「マネジャーを作らない会社」。世界最大のトマト加工業者であるモーニング・スターという会社の話。

組織をフラット化するとかいう話ではない。マネジャー、そのものを置かないのである。インタビューに答えている代表の言葉を借りると、

全員がマネジャー

ということ。大きな組織がそれで成り立つのか?という疑問が頭をもたげてくるが、理念を共有し、自分の役割を自分で規定し、他の社員と合意形成をすることによって、実現できる部分は多分にありそうに思えてくる。

何より、このアーティクルの優れたところは(あくまで会社の優れているところではなく、このアーティクルそのもの)、読者にこの企業のやり方を押し付けて来ないところ。

現在の官僚的組織構造の利点も認めながら、マネジメントの画一的な方法論に一石を投じている。このアーティクルは、人事関連に興味がある人には、ぜひ、一読を勧めたい。

« 日本にSquareは来るのか? | トップページ | クラウド版パッケージソフトのコスト感覚 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マネージャーのいない会社:

« 日本にSquareは来るのか? | トップページ | クラウド版パッケージソフトのコスト感覚 »

カテゴリー

最近のトラックバック