失敗プロジェクトの類型
いつも日経システムズには、新しい気づきをもらったりするが、2012年の1月号は今ひとつ。
失敗プロジェクトを無くすための特集のようだが、失敗プロジェクトの類型を示しているだけだった。確かに、対策も散りばめられてはいるのだが、抽象的過ぎて、使いにくいと思う。
守破離とはよく言ったもので、何かルールをしっかりとまずは守り、そして、それを破り(もちろん、良い意味で)、そして離れるというのは、発展のために必要だ。
ただ、守をするためには、そのルールを理解しなければならない。人間、理解のためには、抽象論だけではダメなことが多い。具体的な何か例示があった方がいい。
日経システムズのような雑誌はそうした事例を徹底的に取材するところに価値があると思う。いつもはそうなのだが、今回は少し違った気がした。次号に期待。
ちなみに、私も過去、いくつかのプロジェクトの失敗を経験し、失敗を見てきました。その経験がもし、中小のIT事業者さんに役立つのならうれしいです。
もちろん、IT導入を考えている中小企業の方々をそうした経験で支援できる部分もたくさんあります。一回、メールしてみてください。
« TPPでの自動車の話 | トップページ | 倍速開発 by NTTデータ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ちょっと近場で旅行してきた(2024.10.07)
- ラクロスボックス日本代表(2024.11.02)
- ある物流業者さんとのいざこざ(2024.09.14)
- 無線操縦ヘリか(2024.08.17)
「要求定義」カテゴリの記事
- 生成AIと要件定義(2024.12.28)
- 書籍改版の話が出てきた(2022.06.20)
- アジャイルプロセスの要求定義とウォーターフォールのそれ(2021.07.20)
- システム開発会社をパートナーとみなさない発注者には気をつけよう(2021.06.16)
- 要求定義工程で結ばれる「準委任契約」の変更点(2020.02.23)
コメント