泉橋酒造という神奈川県の酒蔵のお話を聞いた
昨日の夜は、<酒と食>マーケティング研究会に参加。今年は毎月しっかりと顔を出している。だけど、知らない人がいるのは、やっぱり私が昨年、全然出ていなかったからかな。申し訳ない。
それはさておき、昨夜は神奈川県でお酒を造っている「泉橋酒造」さんにお話を聞いた。研究会の依頼を快く受けてくださったそうで、ありがたい話です。ちょっと今回は長いですが、きっと役に立つと思います。
泉橋酒造さんは、安政4年創業とのことですが、安政4年って、西暦だと何年だろう。わからない笑。多くの酒蔵は江戸時代にできたということですから、江戸時代のどっかなんでしょう。とはいえ、江戸時代も300年くらいあるからな笑。
泉橋酒造さんは、神奈川県の海老名市にその蔵があり、「お米から、精米、酒造り、搾り、出荷まで」一貫して行っている唯一の蔵だそうです。つまり、自分で田んぼを作って稲を育て(農業)、自家精米して酒を造り(製造)、小売店や飲食店と協力して販売(卸、小売)と第何次産業なのかわからない蔵です。この方式を「栽培醸造」と呼んでおられるそうです。
泉橋酒造さんで醸造されるお酒は全て「純米酒」で、いわゆる純米吟醸等を含めて、醸造アルコールなどを一切添加しないものだそうです。
また、泉橋酒造さんが特徴的なのは、「味噌」を作られていることです。多角化経営の一環として、2009年から製造されているそうです。作り方から「吟醸味噌」という分類だそうで、お酒同様、大豆と米からこだわっていらっしゃるそうです。
他にもいろいろな話をうかがったのですが、特徴的な点をまず上述しました。ここからは私の感想です。
第一に、社長がとにかく楽しそうに話していました。社長になって2年強という話(蔵に戻って来てから17年)でしたが、とにかくやっている事業を楽しんでいることが伝わってきました。苦労もあるだろうと思いますが、そんな中で楽しくお仕事をしていることがわかりました。
第二に、アイデアマンであり、人脈を大切にし、そして地元を愛しているということも伝わってきました。大学の時にマーケティングを勉強されていたということもあり、お話はそういった部分が見え隠れする内容でした。
第三に、地元と自社の経営資源をフル活用しようと工夫されていることを感じました。コンサルタントとして入られている先生が、「地域×販路×PR×調達」という式で表されていましたが、まさにそういうことが具体化されている感じを受けました。
他にも、酒米研究会の話とか、日本酒義援金プロジェクトとか、酒友館の話とか、たくさんの話があります。とにかく、元気がある。元気があるから長続きするのか、長続きさせているから元気が出てくるのか、そんなことはどうでもいいのかも。一番は「楽しくやれているか?」なのかもしれないです。
個人的には、ウェブサイトはもう少し何とかなるんじゃないかと思ったりしますが、この手作り感がこの蔵の良さを表してもいるのかもしれないかな。アクセス数、どのくらいあるのだろうか。
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