グルーポンは劇薬か?
割引クーポン+共同購入+ネットでの販売+物理店舗での販売=グルーポンといったところでしょうか。
物理店舗で使える割引クーポン券をネット上で販売するモデルですが、共同購入する必要があるという仕組みです。なんだか複雑ですが、要はみんなで一緒にクーポン券を買って、お店に押し寄せよう!という仕組みといったらいいでしょうか。
共同購入ですから、数が集まらないと成立しない仕組みですので、ユーザー自身がツイッターなどで購入を呼びかけることになったりするわけで、口コミが起こります。結果、
- お店の認知度は上がりますし、
- 顧客は安くサービスが受けられ、
- お店にはお客さんが押し寄せ、
- 結果をまた口コミし、
- それを聞いたお客さんがまた来て、
- 店は繁盛する
しかし、これは「マスコミに取り上げられた飲食店」(昔Hanako族なんて方がいらっしゃいましたが)にならないかという心配があります。
- 常連客を押しのけて、
- クーポンユーザが大挙して押し寄せ、
- 結果、常連客は消え、
- クーポンユーザはもう来ず、
- 店は衰退する
この話を聞いた他の診断士がまさに、タイトルの「劇薬ですね」という反応をされたのは、おっしゃるとおり。
使い方を間違えると、大変なことになりそうです。
まだ知名度がすごい少ない飲食店とか、開店間際の美容院とかそういうところが良いのかな。
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