中小企業診断士を私が目指したきっかけ(6) : ちょっと余談、先輩の話
中小企業診断士を私が目指したきっかけ(5) : 補助申請での上司とのやり取りの続きを書きたいところだが、ちょっと余談。寄り道である。
私がはじめて出会った社内にいた診断士の方の話である。
話の流れにはあまり影響がないだが、こういうこともあるというのを知ってもらえればと思ったわけである。
というのも、はじめて出会った社内にいた中小企業診断士の方は、「上司の薦め」で勉強を始められたとのことだったのだ。なんて素晴らしい上司なんだろうと思った。通信教育の補助申請に判をつくのをためらう上司と比べれば、雲泥の差である。運命としか言いようがない。
ただ、私の場合でもその上司に感謝しているわけであるから、その差は少ないのかもしれない。
それはさておき、本当にその上司は素晴らしいと思うのである。実際、その上司のことを私も知っているのであるが、確かに仕事をしても気持ちよくさせてくださった方だし、「ああ、あの方ならそういうこと言いそうだな」と思わせるような方である。ご本人は中小企業診断士の資格は持っていなかったりするわけであるが。。。
さらに、驚いたのは今で言う「実務補習」(当時は、3次実習といっていた)を会社の外出扱いで行かせていたらしいのである。つまり、業務扱いである。さすがに交通費までは出なかったらしいが、有給休暇でもなく、業務扱いだったというのである。
考えられなかった。あとで話すが、私はさすがにそれはできなかった。
世の中には、本当に素晴らしい上司、リーダーがいるものだ。私個人は「強権的リーダー」には本当に懐疑的で、今よく言われている「サーバントリーダーシップ」に親近感を覚えるのだが、ここに出てきたリーダーはまさにそれを実践している方だったと、今になって強く感じる。
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