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2010/07/17

中小企業診断士を私が目指したきっかけ(5) : 補助申請での上司とのやり取り

中小企業診断士を私が目指したきっかけ(4) : 診断士の勉強との出会いに続いて、会社での補助金申請でのエピソードを。

先の(4)の回で、通信教育(日本マンパワーでした)には45,000円がかかるが、ちゃんとやり遂げれば、会社から10,000円の補助が出る話はした。そして、それには事前申請が必要であることも。

実はこの事前申請、課長の承認が必要なのだった。10,000円も課の教育予算から出るものと思われた。

さあ、覚悟を決めた私は申請書を書き、課長に出した。この課長とは、さほど折り合いが悪い感じではなかったのだが、提出してみると、意外な反応が返ってきたのだ。

「本当にやるの?挫折すると思うよ」

「えぇ!やる気になってんのに、その反応はないじゃん」と心で言いながら、にこやかに「頑張りますから」と答えました。しかし、そこへさらに追い打ちの反応。
「これね、中小企業診断士でしょ。俺もやったよ。8ヶ月かかるんだよね。モチベーション持たないって。俺も1万円を得るためだけに、毎月テストだけは月末にテキストを見ながらなんとかがんばってやってさ、残りの金は役に立たないから(やめた方が良いって、とまでは言わないものの、そう聞こえた)。」

正直、かちんと来た(^^; 一緒にしないでください、僕は一生懸命やるんだから。

「とにかく、予算上、問題ないのなら、押してください。せっかくやる気になっているんだから削がないでください。ほら、押して!」

課長は渋々とは言わないまでも、判をついた。今ではこの課長には本当に感謝している。なぜって?

もし、この課長が先のようにおっしゃらなかったとしたら、私は8ヶ月モチベーションを保てなかったかもしれない。しかし、この発言があったために「ぜってぇ、ぜってぇ、やり遂げてやるし、合格だってしてやる!」と強く思ったから。

心から感謝。

しかし、さらに思いがけないことが起こった。

続きはまた。

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コメント

おもろしろいです。
先生の話は’StoryTelling’がうまくできているので、引き込まれます

## Ichiroさん コメントありがとうございました。

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