産業集積が弱くなっているとの調査結果
2010年の中小企業白書では、産業集積度の低下についての記述があります。不況にや経営者の高齢化よる工場の閉鎖がマンションの建設などとあいまって、さらにその周辺の工場の運営が厳しくなるという指摘です。
産業集積には、物理的に近いということによるさまざまなメリットが過去からあげられています。しかし、現下のような不況では、同業や関連事業者が集積することで逆の効果が出て、共倒れ的になっているのかもしれません。
でも一方で、物理的に近いことは人間関係の醸成や、分業による物流コストの低減などのメリットも相変わらずあることは確かだろうと思います。
小売りなどでは、バーチャルな産業集積がインターネット上に展開されたりしているわけですが、製造業はどうでしょうか。距離の離れた複数の製造業を束ねて、ソリューション展開する事例などもありそうですね。
ただ、そのコストを負担できるだけの高い付加価値が必要であることは間違いないので、なかなか難しいところもありそうです。
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